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大震災と生存本能

大震災と原発事故
03 /24 2011

世界最強の堤防をもなぎ倒して押し寄せる津波は、一瞬で多くの命を奪い去りました。でも一方で、多くの方が奇跡的な生還を果たしています。どんなことをしても生き延びようとする強い意志がそれを可能にしたのでしょう。

そうした姿に感動しつつ、心の中に生存本能という言葉が浮かんできました。人間のみならずあらゆる生物は生存本能(保存本能)を持っています。全ての生物に共通するこの本能は、実は人間存在の本質へと至る最初の扉でもあります。今日はその扉を開き、改めて人間について考察してみたいと思います。

生存本能と聞くと、多分三大欲求に連想が進むと思われます。子孫を残したいと言う欲求=性欲。栄養を取り入れ、体力を維持する欲求=食欲。休息をして体力を維持する欲求=睡眠。この三つが生存本能の基礎になっている三大欲求とされています。

三大欲求のうち、食欲と睡眠欲は誰でも理解しやすいものです。これらと正反対に最も厄介とされているのが性欲です。しかもこの欲求は最も重要とされているのですから、厄介に輪を掛けていると言えましょう。

と言うことで今回は、三大欲求のうち最重要視されている性欲(=人間存在の本質に迫る次の扉)について考えてみたいと思います。ヒトに最も近い生物は猿で、猿は発情期においてのみ交尾行動に入ります。

一方ヒトはご存知のようにいつでも性交渉が可能で、性欲に限ると動物とヒトのそれは本質が全く異なっています。実はここに人類進化の秘密を知る最大の鍵があるのです。

猿とヒトは今からおよそ500万年前に共通祖先から分かれたとされています。共通祖先は猿とほぼ同等の存在だったと思われます。猿と同等とは、共通祖先の行動原理が100%本能に基づくものであることを意味しています。故に、この状態は共通祖先が猿となっても変わっていません。

そこで、猿とヒトの生殖行動の違いを詳しく見ていきましょう。サルには発情期があります。発情期とは受胎可能時期ということで、この時期に交尾すればサルたちは子孫を授かることになります。発情期になればメスのお尻が赤くなるなどサインが現れ、サルたちは自動的に交尾行動に入ります。

つまりサルたちは特にそれを意識に昇らせることなく、自然に生殖行動を取る訳です。この事実は彼らが、動物にとって普遍的で一般的な本能という行動規範の枠組みの中に存在していることを示しています。

一方ヒトの場合はどうでしょうか?私たちヒトには発情期という特定な時期がなく、言い換えればその時期を察知するすべがなく、代わりに常に性欲を起動することができ、いつでも性行動が取れるようになっています。

この差異は何に起因するのでしょう?また何を意味しているのでしょう?

答えは簡単です。私たちヒトは動物にとって普遍的な本能と言う行動規範を喪失したのです。性に関連する部分では、受胎可能時期を本能により察知することができなくなったのです。これは何を意味すると思われますか?そう、受胎可能時期を知ることができないとは、そのままでは種族全体が絶滅に至ることを意味しています。

種族の死に直面した瞬間、共通祖先にある変化が起きます。

それを考える前に、なぜ共通祖先は本能に基づく行動原理を喪失したのかを解明する必要があります。人類化石は主に大地溝帯のアファール三角地帯から発掘されています。既に書いたように、ここは三つのプレートが分離しつつある発散型三重点でもあるのです。言い換えれば、アファール三角地帯は地中から強力な気が放射される世界最強のパワースポットなのです。ここから次のような仮説が成立します。

大地の発する気の力により、共通祖先の遺伝子情報が影響を受け、その結果彼らは本能に基づく行動原理を喪失した。

共通祖先が本能を喪失した結果、次のような変化が起きたと想定されます。

本能を基盤とする共通祖先の行動規範が、大地溝帯の発する気により崩壊したことで、自然界と自分自身はいずれも客観的な対象物として認識されるようになり、それに対応する心的領域が共通祖先の内部に形成された。(この瞬間に共通祖先はヒトと猿に分化したのです)

つまり共通祖先は、本能を喪失することで以前とは全く違う存在に変容した、言い換えれば相(フェーズ)が転移し、ヒトへと進化を遂げたのです。


ここで先ほどの性の問題に戻ります。本能により発情期(=受胎可能時期)を察知できなくなった共通祖先は、その状態で己の生存を確保するため、自己内部に形成された心的領域を経由して性欲を起動させるしかなくなりました。

平たく言えば、エッチなことを考えるだけで、あるいは見るだけで性欲を常時起動できるようにしたのです。性欲の常時起動が可能となれば、いつでも性行動が可能となり、これにより発情期(=受胎可能時期)を察知できなくても、偶然その時期に当たる可能性が高まります。以上のような経緯を経て、ヒトは何とか種の絶滅と言う絶体絶命の危機を乗り越え、現在の繁栄に至ることができたのです。

同じ性欲でも動物は本能に基づき起動され、ヒトは心的領域を経由して起動される点に本質的な違いがあると言えます。世の中には、自分がエッチだからと罪悪感を覚える方も居られるようですが、そうでなければ私たち人類は絶滅していたのです。どうぞ罪悪感など持たず、ご安心ください。

なおカテゴリ「人類進化の謎を解く」で、進化のプロセスとその本質をより詳しく書いていますので、ご興味があればご一読ください。

原発は是か非か

大震災と原発事故
03 /21 2011

現在日本の電力は大ざっぱに見て、火力が6割、原子力が3割、水力その他が1割という比率で賄われています。日本における総発電量の3割が原子力に頼っているのは見過ごせない数値です。調べてみると、関西電力は電力供給の約48%を原子力発電に依存していると判明しました。しかも建設から30年以上の老朽炉が多く、美浜1号機など運転開始から40年が経過しています。

今回の大災害で原子力の危険性が改めてクローズアップされました。国際社会も固唾を飲んで日本の成り行きを見詰めています。世界中で原発建設の見直し論が湧きあがるのは間違いないと思われます。

政府やマスコミは想定外の巨大地震が襲ったため原発事故が起きたとしています。全ての責任は巨大地震にあると言わんばかりの説明です。M9.0は確かに史上稀な巨大地震でしょう。しかし、津波に襲われた町の映像を見る限りでは、高台にある個人住宅はほとんど被害を受けていないように思われます。個人住宅でも破壊されない地震に原発の施設が破壊されていいはずがありません。

なお報道によれば、原発における実質的被害は、地震ではなく津波によるものとされています。結局、想定外の巨大地震に続く想定外の大津波により福島原発は甚大な被害を受けたと政府は言いたいようです。「本当にそうでしょうか?」

明治29年(1896年)に起きた明治三陸地震に伴う津波では、岩手県の綾里(りょうり)と言う場所で高さ38.2mもの波が押し寄せたそうです。以下例によってWikipediaより引用します。

明治三陸地震(めいじさんりくじしん)は、1896年(明治29年)6月15日午後7時32分30秒に発生した、岩手県上閉伊郡釜石町(現・釜石市)の東方沖200km(北緯39.5度、東経144度)を震源とする地震。M8.2~8.5という巨大地震であった。…中略…
波高は、北海道の襟裳岬では4m、青森県三戸郡八戸町近辺(現・八戸市)で3m、宮城県牡鹿郡女川村(現・女川町)で3.1mであったが、岩手県の三陸海岸では下閉伊郡田老村(現・宮古市)で14.6m、同郡船越村(現・山田町)で10.5m、同郡重茂村(現・宮古市)で18.9m、上閉伊郡釜石町(現・釜石市)で8.2m、気仙郡吉浜村(現・大船渡市)で22.4m、同郡綾里村(同)で21.9mと軒並み10mを超える高さを記録している。 
特に綾里湾の奥では入り組んだ谷状の部分を遡上して、日本の本州で観測された津波では最も高い波高38.2mを記録した。…中略…
明治三陸地震は、震度が小さいにもかかわらず、巨大な津波が発生し、2万人を超す犠牲者が出た。これは、この地震が巨大な力(M8.2~8.5)を持ちながら、ゆっくりと動く地震だったためである。最近の研究では、この時、北米プレートと太平洋プレートが幅50km、長さ200kmにわたって5~6mずれ動いたことが分かってきた。


「いかがでしょう?」湾の奥における波高38.2mは特別ケースとしても、軒並み10mを越える波高が記録されているのです。専門家ならずとも知っているような内容を、電力会社や政府はどう考えているのか問い質したくもなります。

一方福島原発の防波堤は7mで、今回は12から14mの津波に襲われたとされています。三陸と福島の地形的差異を考慮したとしても、明治三陸地震レベルの10m級津波は想定内とすべきではないでしょうか?

釜石市では世界一とされる長さ約2kmの堤防が、1200億円の巨費を投じ2009年に完成していました。津波はこの最強堤防をも破壊しあっさり乗り越え、陸地に侵入したのです。この事実が、どんな堤防をもってしても津波を防げないことを意味しているのであれば、その対応は建屋の設置場所をより高くする以外にありません。

あるいは、福島原発の建築を止めるべきだったのかもしれません。今更あれこれ言っても全ては後の祭りなので、無力感に襲われますが…。

いずれにせよ、政府と電力会社の想定は甘すぎたのです。よって福島原発の事故を大津波のせいにしてはならないと思います。最高度に厳しい基準のその上を行く基準を元にして想定しなければ、原発事故は防げないのです。

一旦事故が起きればそれこそ取り返しのつかない事態になります。しかし、原発が存在し電力供給をそれに頼っているのもまた現実です。

原発の危険性に改めて肝を冷やした今、いかなる代替手段が考えられるでしょうか?火力発電は比較的小さな立地で大規模発電が可能です。しかしCO2ガスの発生を考慮すると現状からさらに上積みするのは難しそうです。

水力自体はクリーンエネルギーですが、生態系や環境に影響を及ぼします。また考えられる好立地には既に発電所が建設されており、3割分を追加で建設できる余地はほとんどありません。風力や太陽光はどれほど頑張っても小規模発電でしかないでしょう。

原子力は言わばハイリスク・ハイリターンの発電方法です。大量の電力を供給できる一方で、万が一の事態に立ち至った場合、チェルノブイリのように周囲300kmが廃墟と化すのです。日本のように狭い国土で300kmが汚染されたら経済活動は成り立ちません。

「ではどうすればいいのでしょう?」答えはそれほど難しくないと思われます。全ては私たち国民の意識の持ちようにかかっているのです。災害時だけでなく個人も企業も常時節電を心がければ、消費量は相当抑えられるはず。コンビニは24時間営業で便利ですが、その便利さの代償として原子力を使用しなければならないのです。

ちなみに酔石亭主は、災害に関係なく以前から常時節電に心がけています。まあ、電気代がもったいないと言うのがその主たる理由ではありますが…。個人的なことはさて置いて今後どうすべきかを考えてみましょう。

不便であっても我慢して原子力に頼らないか、便利な生活に慣れた以上そんな不便さは我慢できないからやはり原子力だと言うのか、選択は二つに一つです。あなたはどちらを選びますか?

The choice is ours. つまり選択は私たち自身にあるのです。「不自由を常と思へば、不足なし」の精神に立ち返ることができるなら、これ以上原発を増やさず、現存している原発については耐震強度を一層高め防波堤を高くすることで対処すべきと思われます。ただ既存の原発は老朽化しつつあり、現在の数倍かそれ以上の保守経費を投じる必要があるはずです。

今後少子高齢化に伴う人口減や企業の海外立地が進めば、電力需要自体も減少してくると思われ、これはある意味で追い風となります。

今回の原発事故は、個人と企業の両方が効率性と利便性を極限まで追求してきた日本型社会のあり方を根本から問うているのです。私たちは突き付けられたものの重さを噛みしめて、自分たちの今後をどうするのか決める必要があります。


復興に向けて

大震災と原発事故
03 /18 2011

東北大震災の死者・行方不明者は一万人を越え、その数はさらに増えそうです。福島原発の状況は深刻の度を増し、米国は自国民に80km以上離れた場所に退避するよう勧告を出しています。日本政府と米国政府の基準が異なる点をどう考えればいいのか、混乱を招きそうです。先日の富士宮での地震は東海地震や富士山の爆発とは関連性がないとの見解が専門家から出されました。

当面は被災者の救援と原発事故の対応を最優先に進めて頂く必要があります。また同時に、壊滅状態になったインフラの復旧と被災者の生活支援をどうするのかの長期的な方策とそれに必要な予算措置が必要となるでしょう。

それにしても国会議員は何をしているのでしょうか?報道によれば、岡田幹事長は与党として子供手当上積み分、高速道路無料化の財源で2,200億円を捻出するとしていたようです。原理主義者らしい発言ですが、自分たちのマニフェストは災害復興より重要だと聞こえてしまいます。頭が固く柔軟性に欠けている人間に危機管理などできはしません。

当然のことですが、ばらまきマニフェストの予算は全て撤回し、被災者支援に充てるべきです。そんなこともできないから、民主党は名古屋の市議選で惨敗したのです。物事は、もう少し普通に、常識的に考えて欲しいと思います。

この非常時、国家国民のために働く国・地方の議員・公務員は、平均でその給与の40%を拠出すべきです。これにより巨額の復興資金が捻出できます。今まで散々批判されてきたのが、一転国民の多くから感謝されるのですから、こんなに気持ちのいいことはないはずです。議員立法で早急に実行してください。

ところで、ペ・ヨンジュンさんなど韓流スターの皆さんから巨額の支援が寄せられています。大変ありがたいことで、心から謝意を表したいと思います。翻って日本の芸能界はどうでしょう。

例えば日本の某有名司会者さんやS助さんがウン億円の寄付をしたというニュースは全く聞こえてきません。朝番組などであれこれ偉そうな発言をされている割には、いざというときは何もしないのでしょうか?人間の本性はこんな場面で露呈するのですね。

また、所信表明演説で「命を守りたいのです」とあれほど繰り返していた平成の脱税王ルーピーは何をしているのでしょう?今こそ、親からもらっただけの私財を投じて国民の命を守るべきではないのでしょうか?なのに、ウン十億円の義援金を出したなどと言う話は一向に聞こえてきません。やはり口先だけの人間だったようです。ホント最低ですね。

いずれにしても政府与党は、長期的な復興計画を早く策定しきちんとした予算措置を執って欲しいと思います。

大地震の前兆

大震災と原発事故
03 /17 2011

関東大震災の前には様々な前兆があったとされます。その幾つかは信憑性に乏しそうなものですが、参考にはなりそうです。そこで大地震発生の前兆となる例を拾ってみましょう。

1.空で見られる前兆。

[地震雲]
様々な形態の雲が地震雲ではないかとされています。地面に対して垂直に立ったような雲や、細長い雲が多数洗濯板状に並ぶもの、放射状の雲など…。関東大震災においては、真っ赤な雲やどす黒い雲が前日に見られたそうです。いずれも大地から放出されるエネルギーが影響を及ぼしているものと思われます。

[発光現象]
これは大地から放出されるエネルギーそのものが見えたと推定されます。関東大震災においては三浦半島直下で破壊が起きたとのことですが、鎌倉時代の歴史書である「吾妻鏡」には、以下のように発光現象とそれに続く大地震の記載があります。

仁治二年(1241年)二月大四日壬戌。陰。戌尅。白赤氣三條出現。件變消。其東傍赤氣又出現。長七尺。彼變減。猶西傍赤氣一條出現四尺歟。觀者恠之。泰貞朝臣最前馳參御所。申云。此變爲彗形。異名火柱也。
仁治二年二月大七日乙丑。巳尅大地震
仁治二年二月大十六日甲戌。天變事。依仰。前武州召聚天文道之輩。令尋問給。
仁治二年四月小三日辛酉。霽。戌尅大地震。南風。由比浦大鳥居内拝殿被引潮流失。着岸船十餘艘破損


赤気は通常低緯度で出現するオーロラとされていますが、1241年2月のものはすぐ後に大地震が発生していますので、やはり地震に関連する発光現象だと思われます。もしかしたら、鎌倉時代における三浦半島直下で発生した破壊の前兆だったのかも…。

[真っ赤な月]
これも関東大震災の前に見られたそうです。

2.海で見られる前兆。

海水が濁る。海の底から泡が吹き出す。魚が獲れなくなる。魚が急に獲れる。魚が死んで浮きあがる。

3.動物で見られる前兆

ネズミが集団で移動する。鳥が騒がしく鳴く。

4.その他

井戸水の水位が低くなる。湧き水や温泉が濁る。湖が濁り水位が低くなる。

私たちが日常的に見ることができるのは、空における前兆と思われます。そうした情報がネット上で集約されれば、少なくとも今後の備えになるのではと思うのですが…。

けれども、垂直に見える雲が単なる飛行雲だったりとか、洗濯板状の雲でも一般的なものだったりとか、多くは地震と関連付けられないもののようです。それでも集約すれば、一定の有意性が出てくるかもしれません。但し、イタズラでの書き込みは混乱を招くだけですので、絶対にやめるようお願いします。

前門の虎、後門の狼

大震災と原発事故
03 /16 2011

昨夜の富士宮近辺を震源とした地震には本当に肝を冷やされました。もちろん揺れの大きさにではなく、その発生場所に対してです。この地震が何を意味するのかは専門家の解析を待つしかありませんが、いずれにせよ、関東圏に居住する私たちは今後とも十分な注意が必要であろうと思います。

福島原発も引き続き極めて深刻な状態にあり、正しく前門の虎、後門の狼となってしまいました。

今後何に注意すべきなのか、酔石亭主なりに纏めてみたいと思います。なおこれはあくまで個人的な見方であり、そうしたご理解の上でお読みいただきますようお願いします。地震や原発事故が発生すると風評被害が起きるので、そうしたことは避けたいと思っています。

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電子国土画像。

昨日のブログでも書きましたが、伊豆半島を挟んで八の字状になっている赤い線の内側がフィリッピン海プレートです。そして相模湾側の赤い線が相模トラフと呼ばれています。相模トラフはフィリッピン海プレートと北米プレートの境界となります。

一方駿河湾側が駿河トラフです。駿河トラフはフィリッピン海プレートとユーラシアプレートの境界となります。

昨日の地震の震源はこのフィリッピン海プレートの先端部、すなわち相模トラフと駿河トラフが交わる地点付近で発生しています。

相模トラフ側は大正12年(1923年)に発生した関東大震災の震源域となり、他方駿河トラフは発生が予測される東海地震の震源域となり、それに連動して東南海地震(東海道から紀伊半島)、南海地震(紀伊半島から四国沖)が発生する可能性も指摘されています。

つまり昨夜の地震は、日本に巨大な被害をもたらすはずの二つのトラフ先端部で発生したことになり、その事実に肝が冷えたのです。

関東大震災(関東地震、神奈川県西部地震)はフィリッピン海プレートが北米プレートの下に潜り込み、北米プレートが跳ね上がって発生したと思えるのですが、実際には多少異なっているようです。一応書いてみますが、専門家ではないので間違いがありましたらご容赦ください。

フィリピン海プレートは、既に書いたように本州の北米プレートの下に沈み込もうとしています。でも一方で、その手前に伊豆半島があり既に本州に衝突してこれ以上動けない状態となっていますね。

するとどうなるでしょう?当然伊豆とプレートの間が引き裂かれたような状態になるはずです。そうして形成されたのが西相模湾断裂(フィリッピン海プレートの裂け目)で、この断裂が破壊されて発生するのが神奈川県西部地震であり、関東地震は相模トラフを震源とするプレート境界型地震です。関東大震災はこの両者が絡み合って発生したと考えられます。

神奈川県西部地震はおよそ73年周期で発生していますので、1923年の次は1998年前後と見られていたのですが、まだ発生していません。今回の富士宮の地震がフィリッピン海プレートの裂け目に影響を及ぼすのかどうかが気になるところです。

同様に昨夜の地震が東海地震に影響を及ぼさないか懸念されます。地震の専門家のきちんとした見解をぜひお聞きしたいと思います。

もう一つは、富士宮の地震が富士山の足下で起きていることです。この地震が富士山の噴火を誘発しないか気掛かりです。専門家はそのような兆候は見られないとしているようなので、それを信じるしかありませんが…。

以上駆け足で書いてみました。私たちが今できることは、東北から関東にかけて津波被害に遭われた方たちに対する物心両面からの支援と、原発事故がこれ以上拡大しないよう祈ること、今後発生するかもしれない地震や災害への備えを怠りなくしておくことでしょう。

酔石亭主

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