酒匂川石


「富士山麓の秦氏」はお休みして、酒匂川石をアップします。以前にも掲載していますが、今回は持ち込んだうえでの撮影です。

003_convert_20111118060617.jpg
酒匂川石の土坡です。左右19cm。

土坡_convert_20111118060712
もう一枚。

山の部分が手前に振れているのと、山がやや小さいのが難点です。ただ坡面は平坦かつ滑らかで悪くありません。

明日はまた「富士山麓の秦氏」を続けます。
スポンサーサイト

土坡


ここまで土坡をご紹介してきましたが、今日でこのシリーズも一応最終回とします。もちろん、良石を揚げることができれば別途ご紹介しますが。

土坡

写真は酒匂川の土坡です。間口26cmと比較的大きな石で、良く川擦れして、ジャクレも少し入っており、石肌に変化を見せています。山部も力強くまずまずの良石です。
ただ坡面が先端に向けて少し下がっており、これが欠点と言えるでしょう。

土坡的な石は酒匂川にも結構ありますが、私が理想と考えるものはまだ入手できておりません。希望する石に巡り会える日を心待ちにしながら、探石に励むしかなさそうです。

土坡


今回は酒匂川ではなく相模川の土坡です。

土坡

石はやや灰色がかった黒で、僅かですが梨地肌を見せています。この種の石質は酒匂川では見られません。形状的には天端が平らに近く、段石に分類できそうな気もしますが、石全体の雰囲気から土坡としました。

土坡
水濡れさせると鮮やかな黒となります。

梨地肌:梨の皮のように、石肌に小さな穴が点々と付いているような石を梨地肌の石と言います。

相模川は酒匂川よりも石種が豊富ですが、首都圏から近いせいもあり、良石を得るのは難しそうです。また休日など、バイクや車が河原にまで乗り入れ、バーベキューを楽しんでいる人も多く、結果的にゴミの多い河原となっています。
探石環境という意味では、周辺景観に優れ、バイクや車の乗り入れもない酒匂川の方が勝っているでしょう。

土坡


酒匂川の土坡です。

土坡

硬質な点は良いのですが、山頂は平らで坡面も広さと伸びに欠けるものがあります。多摩川石に似たタイプの石と思われます。


酒匂川の高土坡(腰高な土坡のこと)です。

高土坡

土坡タイプには珍しく、横長のジャクレが中央にあります。
しかし、高土坡としては石に厚みが足りません。


写真のように寝かせるとジャクレ部分が溜りとなりますが、石の輪郭線は変化に乏しく、溜りとして見立ててもあまり興趣が湧きません。

溜り

溜り:上面に水のたまる窪みがあって、湖沼の景を連想させる石を溜りと言います。

土坡


写真は一風変わった酒匂川の土坡です。

土坡

どこが変わっているかというと、石の前部分が硬質、後ろ部分が軟質と分かれており、山部は軟質部から立ち上がっている点で、二つの異なる石質が貼り付いたようにも見えます。

軟質部は川擦れが硬質部よりも進行していますので、硬質と軟質の境には段差ができています。

面白いのは、硬質部の天端が剃刀でスパッと切り取ったように平たい点です。下の写真は水濡れさせたものですが、その感じがよく出ていると思います。

土坡

このように興味深い土坡ではありますが、水石としての鑑賞性という面から見ると、底面は平らでなく安定性に欠けており、山部も後ろ側の坡面から立ち上がっている分だけしかなく、迫力がありません。まあ、参考品というところでしょうか。

プロフィール

酔石亭主

Author:酔石亭主
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる