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酒匂川石

段石
02 /07 2010

ここでは段石を取り上げてみたいと思います。なぜなら、段石は形状が単純で水石の中では比較的探しやすい部類に属する石だからです。
段石:だんいし。段丘の景を連想させる石。

酒匂川石

写真は昨年末に酒匂川で揚石した段石です。天端土坡面もほぼ平らでこの点は良いのですが、奥側の土坡のラインが手前に向かって切れ込んでいるため、土坡面が広がりを欠き見苦しくなっています。ほかに底面の段差など細かな欠点もあります。
この石は、ベテランの愛石家なら、すでに良い段石を持っていることでしょうから、多分持ち帰らないと思います。しかし、この程度の石でも実際に探石するとなかなか見つからないものです。ですから、最初のうちはこのレベルの石でも持ち帰り、気に入った段石を入手した段階で、川に返すなりしたら良いと思います。
揚石:ようせき。拾うという言葉は語感が悪いのでこのように表現します。
天端:てんぱ。石のてっぺんの平らな面を指す言葉です。
土坡:どは。平野の平らな部分を指す言葉ですが、通常は山から続いて平野が伸びているような景を連想させる石のことを言います。


私は現在ほとんど酒匂川のみに絞って探石していますが、川の土手には二宮尊徳が植えたとされる松並木があり、晴れた日には松の枝越しに箱根や富士山までも望むことができます。また視線を転じると、丹沢の山並みを見ることができます。良い石が見つからなくても雄大な景色を楽しむことができ、探石の環境としては決して悪くありません。ただ冬は、河原を歩いていると外来雑草の種が靴やズボンにくっついてしまい、取るのに一苦労してしまいますが。
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酔石亭主

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