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鎌倉の谷戸を巡る その2


新林公園の谷戸は最も境川寄り谷戸ですので、次は尾根を挟んだ隣の谷戸を見ていきましょう。その1のグーグル地図写真画像で、パークアリーナと表記された緩い傾斜地がその場所です。
グーグル画像を少し下にドラッグいただければ、谷戸部分の全容が見られます。

その1で小池邸裏手の隧道入口(出口?)をご紹介しました。その出口周辺が下の写真です。

隧道

写真でおわかりのように、相当低い位置に出口があると見てとれます。
ただ、新林側からはほぼ水平に掘られています。
グーグル画像では、パークアリーナの下に丸い形状の公園があり、出口はその下側に位置しています。

隧道出口
隧道出口の写真です。

穴の形状は自然にできたような雰囲気もありますが、水がたまりゴミで汚れています。

さてこの隧道、一体どんな目的で掘られたのでしょうか?横穴墳墓でも防空壕でもないとすれば、新林側へ農作業に行くことを目的として掘られたのではないかと推測されます。

ただ、それにしては掘られた位置が低すぎるし、中を歩くにしては隧道の高さが低く、出口側に水が溜るような掘られ方をされていては移動にも適しません。
ということで、この穴の正体はなおも不明としておきましょう。

マンション
後ろを振り返ると、パークアリーナの巨大マンション群が!!
空を区切る壁のようですね。

マンション
谷戸の奥まで棟があります。

新林公園の谷戸とこの谷戸の境をなす尾根も一部が崩されて道路が付けられてしまいました。パークアリーナの谷戸は谷部分が三つの緩やかなU字から成っているのですが、うち二つはマンションの敷地内となっており、隧道のある部分のみがかろうじて見られる状態です。しかし隧道の手前からもう公園化されているので、既に崩壊している谷戸と言えるでしょう。

川名の各谷戸ではクマガイソウ、キンラン、ギンラン、エビネ、シュンランなどラン科の植物も見られましたが、開発によってそのほとんどは消滅したようです。

川名の谷戸は片瀬山から派出した何本もの尾根によって形成されているのですが、片瀬山自体が全て宅地化され、宅地として利用できない斜面や尾根部分のみが自然のまま残されているというのが実情です。また谷戸の多くもどん詰まりまで宅地化されており、里山の風情は薄れています。ちょっと残念ですね。

         ―鎌倉の谷戸を巡る その3に続く―
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