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鎌倉の谷戸を巡る その12


今回は泉ヶ谷の谷戸にある浄光明寺周辺を巡ります。ここは観光客も少ないのですが、中世寺院の景観がよく残されており、覚園寺と並んで酔石亭主の好きなお寺です。幸いお寺の方に色々お話を聞くこともできました。

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浄光明寺の解説板です。

解説板にある北条長時は文永2年(1266年)浄光明寺で死去。享年は35才、若くして亡くなったのですね。墓所はこの寺にあるはずですが、お寺の方によれば長時のお墓がまだ見つかっていないとのこと。必ずどこかにあるはず、とおっしゃっていました。

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やぐらです。内部に他に類を見ない墓石があります。笏形の墓塔に何と鳥居が。

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解説板です。これを読むと納得です。

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周辺にもやぐらがあります。静かで落ち着いた雰囲気。

境内は谷戸を段状に造成したもので、どん詰まりのぎりぎりまでお堂などがあります。阿弥陀堂、収蔵庫の阿弥陀三尊を拝観してから裏手の石段を登ると・・・。

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谷戸の最奥部にまで建物のある様子が見てとれます。

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さらに上へと歩を進めます。すると平らな場所に出てその奥にやぐらが。

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大きなやぐらの中にお地蔵さまが鎮座。通称網引地蔵です。

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やぐら内部の右手には写真のように高棺座を備えた穴が掘られています。

やぐらの左手方向に行ってみますと、またまたありました。隧道です。

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隧道の写真。

山の上部にわざわざ隧道を掘るとは、ちょっと不可解な感じ。写真のようにこの隧道は通れませんが、お寺の方の話では裏に住宅が増えたので通行止めになったとのこと。

さらに上へと登っていきます。

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冷泉為相の墓です。

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解説板です。

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その後ろにもやぐらがあっておびただしい数の墓石が・・・。

さらに奥には石造五輪塔があって、そこは忍性が開いた多宝寺の跡だそうですが、鎌倉まつりの期間中以外は非公開となっています。

今回見ることができるのはここまで。お寺の方によれば収蔵庫の裏にも閉鎖した隧道があって、何と相馬師常(そうまもろつね)の墓所に出られるとのこと。それはぜひ見に行かなくては、とお礼方々寺を辞したのですが、お寺を出て右折せずほぼまっすぐ進みました。すると・・・、ありました。龕です。

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龕の写真。ちょっと怖い雰囲気も。

この龕、扇ガ谷一丁目の隧道手前のやぐらにある四角に切られた部分とほぼ同じですね。

戻って師常の墓所を探します。お寺の裏手、山向うを目指せばいいのですぐに見つかりました。

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師常墓やぐらの解説板。

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師常のやぐらです。厳重に閉じられています。

これもやぐら内部は龕タイプになっているのですが、切り石がはめ込まれ龕内部は見えません。そばには別のやぐらも。

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やぐらです。

肝心の隧道ですが、石を削った階段があるのでその上かと思い登ってみました。けれど見つかりません。周辺を探索した結果、どうやら、トタン板で閉じられたこの穴が隧道のようです。

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閉じられた隧道。

短い時間でまわれる割に、浄光明寺周辺は見所が多いですね。

            -鎌倉の谷戸を巡る その13に続く-
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