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鎌倉の谷戸を巡る その13

鎌倉の谷戸を巡る
06 /01 2010

阿仏尼の墓から横須賀線に沿って進むと海蔵寺に向かう道に出ます。そこから100mほどで左折する道がありますが、それが仮粧坂へと向かう道です。しばし進むと・・・。

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これはいったい何でしょう?

ちょっと奇妙でシュールな光景。巨岩がほとんど宙に浮いているように見え、しかも岩の上部は樹木が生い茂っています。巨岩の下部はやぐらになっており、蔦の絡まる石碑には「水鑑景清大居士」と刻まれています。とすればこれは、平景清(藤原景清)の墓やぐらなのでしょうか?景清の墓は鹿児島県にあるはずですが・・・??

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別の角度から。

この岩盤の左上方を見てください。何本かの筋が走って図形のようになっています。写真撮影の際は気が付かなかったのですが、これは何でしょう?落書きにしては位置が高すぎますし、図形のパターンにも意味が全くありません。蔦が岩盤を這い、枯れた後で一部分が残りこんな形になったのでしょうか?

平景清:平家に仕えた勇猛果敢な平安武士。源平の戦いでも活躍したそうで、日本各地に景清伝説があります。

坂道を登っていくと舗装道路が途切れ、あっけなく仮粧坂の入口に到着。

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仮粧坂です。

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急こう配でしかも滑りやすい。下る場合は特に注意が必要。

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巨石が坂の真ん中に鎮座。

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仮粧坂の解説板。

坂を登り切ると平坦な道に出ます。ここから葛原岡神社方面に向かいましょう。

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葛原岡神社。新しい社殿です。

神社の脇から浄智寺方面に抜ける道をてくてく歩きます。すると尾根道を割り裂くような巨大な断崖が・・・。

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断崖の写真。

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もう一枚。

これは自然のものではなく大掘割と呼ばれ、尾根を深く切り下げ分断した鎌倉時代の遺構です。鎌倉防衛の目的で造成され、似たようなものに名越の大切岸(断崖の造成工事)があって、これも防衛目的だそうです。
ただ、万里の長城のような防御施設なら一目瞭然ですが、このような場所において、どれだけの人数で防御し、どのような防御方法が想定されているのかよく理解できません。

次回は佐助ガ谷を巡ります。

              -鎌倉の谷戸を巡る その14に続く-

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酔石亭主

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