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秦氏の謎を解く その5


今日は、秦氏が村に対してどのような仕掛けを施したのかを検証していきます。

猿田彦の傍らには必ず秦氏がいます。いや、仕掛けの中心は秦氏のはずだから、猿田彦が秦氏に寄り添って活動しているのです。であれば、秦氏がいかにして猿田彦の結界を機能させたのかを知る必要があります。それを解けば、秦氏が村人をコントロールした秘密も明らかになるはずです。

そして秦氏が封印したのは、『日本人の特性の謎を解く』で書いたように、日本の全領域すなわち空間領域、心的領域、時間領域でした。この全てを解き明かさなければ、秦氏の仕掛けの真相には迫れないのです。

秦氏が村に対して施した仕掛けとは、村落共同体の心的な封印(閉鎖)です。では彼らは、どのように村落共同体を封印したのでしょう?

それがお稲荷さんに象徴される狐です。狐は神のお使いとして、神と人とを媒介しました。しかも狐は人々を化かし、怪異現象を齎します。化かすのは人が禁忌を犯した場合にほぼ限られます。狐が出現するのは、人が心的、時間的、空間的日常領域から非日常領域に、あるいはその逆に移行する過程が多く、その場合幻覚が生じ、夢遊病者のようになるのです。

例えば村祭りで酔っ払って帰宅する途中に、狐が出現して化かすといった具合ですね。化かされるのは日常領域から非日常領域に移行する場所すなわち辻や村境です。それらはウチとソトの世界を分ける場所でもあるのです。

狐=秦氏は、閉鎖された一定の空間領域から村人が逸脱しないよう、心的に統制しました。従って、村人が閉じられた空間領域から逸脱しそうになると、彼らに仕掛けられた心的な呪縛が自動的に起動し、自分を失ってしまうのです。

逆に、ある事情で村人が非日常領域へ行った場合、今度は日常領域に戻る場面で同様の事態が発生するでしょう。それが村人にとっては、狐に化かされた、という形を取って現象するのです。

秦氏は……、猿田彦と同じ領域を心的に閉鎖していました。

秦氏の手になる仕掛けが、遂にその巨大な姿を現してきたようです。これで、猿田彦による空間領域の封印と秦氏による心的領域の封印が明らかになりました。『契約の聖櫃』を秘匿するため、秦氏と猿田彦の手によって、日本人全体が空間的、心的に閉じられたのです。

           ―秦氏の謎を解く その6に続く―
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