FC2ブログ

関東平氏の鎌倉 その11


今回も藤沢市における妙見碑です。記事タイトルは鎌倉なので少しかけ離れていますが、源義朝が大庭御厨に乱入した際は大庭も鎌倉郡の一部だと強弁していますので、過去の(悪しき)例に倣うこととします…(笑)

目的地は伊勢山になります。


大きな地図で見る
伊勢山のグーグル画像。

005_convert_20110523101037.jpg
伊勢山と旧国道一号線伊勢山橋。坂の下は小田急線藤沢本町駅です。

伊勢山は山と言うより丘程度の高さです。藤沢本町駅で下車してからすぐ山に登れます。かつては桜の名所として賑わったそうですが、今ではどうでしょう?訪れる人の数は少なそうに思えます。

006_convert_20110523101125.jpg
伊勢山橋のすぐ近くに床屋さんの看板が。

スパイダーマンが首つり状態となっています(笑)
DANPATSUとは男髪のことでしょうか、あるいは相撲の断髪式の断髪でしょうか?どちらでも意味は通じます。両方を掛けているとすれば素晴らしいセンスですが、多分前者なのでしょう。

伊勢山は伊勢神宮にお参りできない庶民が、伊勢の方角を拝するため山上に伊勢社を祀ったことからその名が付いたとされます。しかし社の痕跡はどこにもありません。

むしろ大庭の地を伊勢神宮に寄進して大庭御厨になったこと、伊勢山が大庭城址と皇大神宮に挟まれた場所に位置することなど、伊勢神宮に縁の深い場所であることから伊勢山と称されたような気がします。

などと思いながら坂道を登ると…。

002_convert_20110523112810.jpg
急にふくろうさんが…。

こちらをじっと見ています。焦って撮ったせいか…、いや設定が違っていたため、ふくろうさんだけピントが合っていません。全く動かないところを見ると、どうやら作り物だったようで…。

山上にはあまり見るべきものはないのですが、公園中央に各種石碑があり北側の隅に庚申塔などが置かれその中に妙見碑があります。

008_convert_20110523112656.jpg
伊勢山公園に設置された各種石碑。戦争の慰霊碑です。

005_convert_20110523112533.jpg
庚申供養塔など。

021_convert_20110523101223.jpg
庚申供養塔。

024_convert_20110523101415.jpg
下部の三猿。あまりお猿さんらしく見えません。

この庚申塔は承応2年(1653年)に建てられたもので、市の指定文化財となっています。

023_convert_20110523101315.jpg
妙見碑です。

「北辰妙見大霊府神・嘉永七年七月」と記されています。嘉永七年は1854年ですから、鎌倉同様それほど古いものではありません。発掘された場所は伊勢山南斜面の土中とのことです。それはよしとして、なぜ伊勢山に妙見碑があるのでしょう?

妙見は千葉氏とその一族あるいは日蓮宗に関係します。ところが、伊勢山に千葉氏の影などありません。日蓮宗のお寺もありません。なのに、妙見碑がある。ちょっと奇妙ですね。

実は伊勢神宮外宮の神官である度会氏は妙見信仰を持っています。貞観元年(859年)神官の娘が御贄川で溺れ、遺体を探していると川底から童形の妙見菩薩像が出たのでこれを祀ったところ、子孫に恵まれたことから度会氏は妙見信仰を持つことになりました。

従ってこの碑は、伊勢にお参りに行った地元民が、度会氏の妙見信仰に触れ子孫繁栄の霊験にあやかろうとして建てたのではないかと推測します。

同じ妙見碑でも場所によって刻まれた文言は微妙に異なり、由緒・経緯も異なっています。どんな系統の碑にどんな文言が彫られるのか調べたら面白そうですが、とても手に負えそうになく、諦めるしかありません。興味があればどなたか挑戦してください。

伊勢山下の国道一号線バイパスを越えた北側は開発が進み、巨大なマンションが建っています。妙見様もびっくり。

007_convert_20110523112608.jpg
巨大マンション。

話は変わります。先日のテレビ報道によると、大震災後に九州に至るまでの各地の温泉で湯量が増えた、減った、色が変わった、あるいはアパートの下から温泉が湧き出したなどの異変が起きたとのことです。

この異変は地震により地下の岩盤がずれた結果発生しているのですが、それが東北、関東のみならず日本列島全体に起きていることを示しています。

一方地震学者は、相模湾から九州に至る連動地震の可能性を指摘しています。もしそうなら、東海、東南海、南海地震に加えて関東大震災が同時発生するようなものです。

最近余震も減っており、日常の生活が戻りつつありますが、災難は忘れた頃にやって来ます。引き続き警戒心を保つようにしておきたいものです。

          ―関東平氏の鎌倉 その12に続く―
スポンサーサイト



プロフィール

酔石亭主

Author:酔石亭主
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
04 | 2011/05 | 06
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる