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鎌倉・藤沢の義経伝説 その3


満福寺堂内は一瞬お土産屋さんかと見紛うほど、様々なお土産品が並んでいました。違和感を覚えつつ中を見て回ります。

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弁慶最後の場面を描いた襖絵です。鎌倉彫の技法も用いられているそうです。

新しく描かれたものなのでしょうが、色遣いや構図が妙に古臭く感じられます。昔よくあった芝居小屋や映画館の看板絵みたいですね。調べてみると、漆画家の宮本忠氏が鎌倉彫の技法を用いて描いたものと判明しました。この方は時代物を描き慣れていなかったのではと想像されます。

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義経が腰越状をしたためている場面のようです。

何と言ったらいいのでしょうか。絵からは義経の悲壮感が伝わってきません。鎌倉彫を併用するところに無理があったのかも…。

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静の舞。

続いて次の部屋に向かいます。納骨前のお骨を安置した狭い位牌堂でした。格子天井に様々な花が描かれ、それを彫って漆塗りで仕上げてあります。けれども、落ち着かないこと甚だしく、写真も撮影しませんでした。そもそも一般の拝観者に見せるような部屋ではないと思いますが…。

外に出て義経庵と書かれた階段を登ります。山に上がって呆然としました。お寺の裏側の谷戸から山上一帯には、雛壇に造成された広大な墓地があったのです。区画は1m2ちょっとしかなく、実にせせこましい感じです。

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山上から腰越の眺望。

帰ってから調べてみると霊園は全部で1200区画もあるとのこと。一区画平均180万円程度ですから20億円ものお金が転がり込んでくる勘定になります。宗派は問わず誰でもOK。ペットの墓地もあるそうです。

もちろんお寺も経営面を考えなければ存続できません。それは理解できるのですが、あの世とこの世の接点にあるのがお寺です。何でもありの「あの世団地」ではなく、木々の緑と静寂の中に墓地を用意して欲しいと思います。例えば一字違いの寿福寺のように…。

それにしても…、今回は記事の主旨がずれてしまったような気がしてなりません。かの有名な「腰越状」は次回とします。

            ―鎌倉・藤沢の義経伝説 その4に続く―


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