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とんだ茶番劇


大山鳴動鼠一匹、と言うべきか、とんだ茶番劇と言うべきか、昨日菅内閣の不信任案が否決されました。昨日朝の段階では不信任案に賛成する民主党議員が80人を越えることから党の分裂は必至と報道されていたものが、一転して民主党の賛成は僅か2名で否決されたのです。

代議士会において、菅首相が大震災の復興と原発事故の収束に一定の目途が立った時点で若い人に引き継ぐと表明し、ルーピーがこれに対して復興基本法案の成立と二次補正予算の早期編成の目途をつけた時点で辞任していただくと念押ししました。それで造反議員も不信任案反対に回ったのです。

例のルーピーがしゃしゃり出て、確認事項なるものが作成された模様です。その内容を見ただけで、ルーピーや首相が被災者や国民ではなく党の存続だけを最優先していると理解できました。確認事項の一番目が「民主党を壊さないこと」、二番目が「自民党政権に逆戻りさせないこと」だったからです。

確認事項にはまた復興基本法の成立と二次補正予算の早期編成の目途を付けることが記されています。しかし合意書のどこにもいつまでに辞任するかは書かれていません。その後の記者会見で菅首相はおおよそ以下の内容を語りました。

退陣時期は代議士会での言葉通り「一定のめどがついた段階」だ。(つまり震災復興と原発事故の収束にめどがついた段階)福島第1原発事故は工程表の「ステップ2」が完了して放射性物質の放出がほぼなくなり冷温停止になるのが一定のめどである。鳩山由紀夫前首相との話は、確認事項に書かれた通りであって、それ以外の約束は一切ない。

この内容は極めて不明朗です。

菅首相は与党の造反が80人以上になること、解散は被災地の現状からできないこと、であれば退陣を表明するしかない、という場面にまで追い込まれ、代議士会で退陣表明したので、造反議員もルーピー発言で6月の退陣と考え不信任案賛成を撤回、反対した結果となった訳です。

ところが実際には退陣時期はまるで食い違っていたのです。菅首相の考え方であれば今後一年経過しても退陣できる状況にはならない可能性が強いでしょう。

結果的には極めて不明確、不明瞭なルーピー、菅会談の結果極めて重要な決定がなされたことになります。これは多分ルーピーと菅首相の猿芝居なのでしょう。とにかく党の分裂は避けたと思うルーピーと、とにかく政権にしがみつきたい菅首相合作の猿芝居と考えるのが最も筋が通っているのです。

これほど国民を愚弄した茶番劇は自民党時代にもありません。海外から見ても今回の経緯は全く理解不能なもので、日本に対する信頼が決定的に損なわれたと考えられます。

一旦不信任案が否決されれば、首相本人が辞めると言わない限り辞めさせることは難しくなります。もし猿芝居でなければ、前から超おバカとされたルーピーのおバカさ加減がここに極まったことになるでしょう。菅首相にまんまと騙された詰めの甘いルーピーという構図です。

首相時代国益を損ね続けたルーピーがまたも最大限国益を損ねたのです。全国民が考えていたように、彼はもっと早く議員を辞めさせるべきでした。ルーピーは岡田幹事長が退陣時期は決まっていないと言ったことに対し、「人間嘘をついてはいけません」と非難しました。もう何度笑わせてくれるのでしょうか。巨額子供手当を知らなかったと嘘をつき続けたあの人物は…。

いずれにしても、民主党のみならず日本への信頼は今回の茶番劇で完全に失墜しました。世界は日本政治に呆れ果て、誰もまともに相手にしなくなります。こうなったら自民党は、もう一度不信任案を提出するのでしょうか?でも、同じ会期中に再提出はできないし、さてはてどうなることやら。
また民主党内部の争いが激化するかも…。

明確な方針や首相候補もいない中、茶番劇の次にまた学芸会以下のドタバタ劇を見せられるとするなら、こんな不幸なことはありません。

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