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菅首相と小泉元首相

日々の雑感
06 /27 2011

菅首相 の「これからは次元が変わる。郵政みたいになるかもしれない」との発言が憶測を呼んでいます。小泉元首相の郵政選挙を念頭に置き、脱原発一本を争点にして解散に打って出ようとしているとか。そうすれば圧倒的な勝利を得られると思っているようです。

亀井氏から「首相としての政治手法は小泉さんを見習うべきだ」と耳打ちされその気になったのでしょう。しかしながら、菅首相で勝利する可能性はまるでありません。政治手法はその人物のキャラクターとも密接に絡んでくるからです。

二人のキャラクターを比べてみると大きな違いがあります。小泉氏は陽のキャラを持つ人物で、菅首相は陰。よって小泉氏は女性からも絶大な人気を集めましたが、菅首相はあのニヤケ笑いを毛嫌いする女性が多く支持を集められません。

小泉氏はブレがありませんでしたが、菅首相はブレまくっています。腰が定まらない指導者に支持が集まるはずがないでしょう。

「脱原発」はルーピーの「最低でも県外」、「CO2削減25%」と同じ見通しのないワンフレーズです。一方「郵政民営化」は竹中氏と言う強力なブレーンがいて、全体ビジョンと行程表を提示した上で進めました。

「脱原発」が間違っているとは思いませんが、現在の日本が置かれた状況すなわち危機的な国家財政、少子高齢化に伴う諸問題、円高による企業の海外流出、無駄が多く非効率な政・官の組織改革などの難題の中でどう位置付け、どのように全体との整合性を取りながら進めていくかを考える必要があります。

そうした全体ビジョン、行程表、基本的信念のいずれも欠けた思いつき的フレーズで選挙を戦っても、勝てるはずがないのです。思い違いもいいところですね。

問題は民主党が駄目だから、今度は自民党にとはならないことです。自民党で行き詰まりを感じた有権者が雪崩を打って民主党に託したのが前回の衆議院選挙。それが、あっという間にメッキははがれ落ちてしまいました。スタートがルーピーでなければまだ何とかなったかもしれませんが、あれで国を手ひどく壊してしまったのです。

現在の民主党のままでは、今後何度選挙があっても政権は取れない。でも自民党に政権を戻してもどうにもならない。有権者はただ右往左往するばかり。選挙をしても幻滅と絶望の次の幕が上がるだけです。いや幕は下りたまま上がらないのかも…。「今の世の中、右も左も真暗闇じゃござんせんか」と思えてなりません。

何から何まで 真暗闇よ すじの通らぬことばかり 右を向いても 左を見ても ばかと阿呆の からみあい

鶴田浩二さんの「傷だらけの人生」が、現在の政治状況を恐ろしいほど的確に表現していると感じられる今日この頃です。

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酔石亭主

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