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ラブさん

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08 /17 2011

日経新聞の夕刊(8月15日)を読んでいたら、プロムナード欄に「ラブさん」と言う記事タイトルを見つけました。この名前には心当たりがあります。でも、同じ人物なんてあり得ないと思いながら読んでいくと、やはり知っている方でした。ジョセフ・ラブ教授。アメリカ人でカトリックの神父さんだった方です。

スペイン人の神父さんたちは、堅物の、いかにも神父さん然とした感じだったのに、ラブさんは神父らしからぬ陽気なヤンキーでした。お歳は40歳前後だったはずなのに、いつもジーンズを穿いて、随分と若く見えたものです。

当時は学園紛争が吹き荒れ、内ゲバを止めようとしたラブさんもゲバ棒で殴られて構内で失神されたこともあります。身の危険も顧みず体を張るラブさんの姿は、他の神父さんには見られないものでした。

でも、1992年に62歳の若さで亡くなって居られたとは…。生者必滅とは言え、人の世の無常を思い知らされます。お盆の季節に新聞記事でそれを知ったのも、何か不思議な感じがしました。

ラブさんはきっと、天国でもジーンズを穿いて、今の日本を眺めながら、「随分変な世の中になったな」などと思って居られることでしょう。
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酔石亭主

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