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秦さんはどこにいる? その1


以前にも書きましたが、近い将来富士山麓の徐福系秦氏について調べる予定です。一筋縄ではいかない相手なので、事前の予備調査が必要となります。例えば、山梨県で秦さんや羽田さんの名前が多い地域と徐福伝承の地が一致するかなどですね。

きちんとしたデータが欲しいのですが、簡単ではなさそうに思えました。どうするか頭をひねっているうちに、ネット上で「同姓同名探しと名前ランキング」と言うサイトを発見。これで検索すると各地域でどんな姓が多いのか一発でわかります。

データは電話帳の掲載件数を拾うものなので、番号登録をしていない方も居られる現状、100%正しいものではありません。しかし、傾向値は間違いなく抽出できそうです。早速チェックしてみると、これが実に面白い。

例えば某県で100人の秦さんがいたとします。各市町村に数人程度の秦さんがいる中で、ある町に10人以上居られたとします。その場合、ある町だけに秦さんが多いのは、一定の偏りがある、言い換えれば有意性があると見て間違いありません。

某場所で秦さんが多くいる理由を探るには、グーグル地図などでその地域をチェックし地名や神社を調べる中で答えが出てくる可能性があります。また、その逆もあります。徐福や秦氏の伝承が多い地域をこのサイトで調べると、秦さんが多くいる可能性があると言った具合。この方法は謎解きの基本ですね。

そこで日本全国の秦姓をチェックしてみることにしました。秦姓の少ない東北や、各市町村に分散して一定の傾向が見られない県は除きます。まず九州から…。

鹿児島県:意外にも全部で8人しか居られません。
宮崎県:41人中19人が宮崎市。
大分県:合計462人。大分市287人で圧倒的。豊後大野市32人。別府市31人など。
熊本県:全部で20人。
長崎県:全部で28人。(対馬市に波田さんが32人。対馬の宗氏が、秦氏系惟宗氏の流れだからでしょうか?)
佐賀県:全部で12人。
福岡県:秦王国があった地。全部で481人。うきは市112人。福岡市東区50人。久留米市34人など。

秦姓の多い大分市には和食屋秦、秦文生法律事務所、秦健太郎税理士事務所などがあります。うきは市には秦建設、秦石材彫刻店、秦組土木、秦食料品店、秦建設などが見られました。

いかがでしょう?九州における秦姓は、秦王国のあった福岡県と宇佐神宮などがある大分県に集中しているとわかりますね。千五百年以上も前の歴史と現在が、一定の連続性を持って続いているのです…、とは簡単に言えません。

意外なのは秦王国の中心である豊前市がゼロである点です。(秦王国は山国川から行橋市の間に存在)一方、うきは市は極めて多くの秦姓が見られます。


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秦王国の位置を示すグーグル地図画像。

朝倉市からうきは市にかけては邪馬台国があったと推定される場所。そして、天孫降臨は天孫系が朝倉市から日田を経て秦王国のある豊前国に向かうことを意味していると推定されます。以前、天照大神の背後に秦氏がいると書きましたが、うきは市に秦さんが多いのはそれを裏付けるものになりそうです。


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うきは市の位置を示すグーグル地図画像。

麻底良山が見えます。麻底良山山頂には麻底良布神社(まてらふじんじゃ)が鎮座し、天照大神が合祀されています。まてらふ=天照であり、まてらふ=摩多羅神であり、ここからも天照大神の背後に秦氏がいるとわかります。

それはさて置き、豊前市に秦姓がゼロは本当に不可解です。(行橋市も僅かに二人)大宝2年(703年)の豊前国戸籍によれば、仲津郡丁里の戸籍482に対し秦部は239とほぼ半分を占め、圧倒的な数字です。

それが、もぬけの殻になるとはどうしたことでしょう?大和に移住した際、一人残らず出てしまったのでしょうか?あるいは秦王国に何か大きな事件でも起きたのでしょうか?この問題は将来の検討課題になりそうです。
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