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芋虫だなんて言わないで…

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09 /04 2011

キンカンの樹には数匹のアゲハ蝶の幼虫がいます。せっせと葉を食べているので、女房殿としては気に食わないご様子。でも、虫の生態を観察するのは面白いですし、どうせ実はついていないので、酔石亭主としては食べられてもかまわないと思っていますが…。

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前回とは別の幼虫です。うまくピントが合わず、なかなか良い写真が撮れません。

オレンジ色の角を出したところを撮りたいと思い、コンデジを構えながらもう一匹の幼虫の頭を軽く叩いてみました。すると…。こちらの思惑通り、オレンジの突起が出てきました。角状の突起はすぐ引っ込むので慌ててシャッターを押したのが、下の写真です。

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角を出したもう一匹の幼虫。多分前回と同じ個体。

角は結構強い悪臭を放ちます。これが敵から身を守る強力な武器となっているのです。でも、角は身体にコンタクトがあって初めて出るので、鳥に捕まってからでは遅いのではないでしょうか。あるいは鳥たちに、くさいから捕食するなと言う刷り込みが既になされているのかもしれません。

角以前に、彼らは天敵から身を守るもう一つの手段を持っています。それは、身体の色が樹と同じ緑であることによります。いわゆる擬態ですね。擬態に関しては以下Wikipediaより引用します。

擬態(ぎたい)とは、生物やヒトが、その色彩や形、行動によって周囲の環境(地面や植物、他者等)と容易に見分けがつかないような効果を上げること。カモフラージュとも言う。


芋虫の場合は隠蔽擬態で、他の動物から捕食されないよう、周囲の植物に似た色になることで身を守っているのです。世界は広く、彼らの他にも擬態を特技とする生物がいます。特にタコの場合は千変万化。他の魚や砂、岩、海藻などに姿を変化させています。しかも、色彩だけでなく、形態や動き方まで真似るのですから驚きです。

ここまで来ると擬態化も芸術の域に達していると言えるでしょう。タコを海の忍者と認定します。

ところで、蝶(蛾)の幼虫を芋虫と言うのは、容姿がイモみたいだからだと思っていましたが違いました。イモ類の葉を食べるからそう名付けられたようです。

これはちょっとかわいそうな命名だと思います。「イモ」は田舎者でセンスがない人を意味していますし、「虫けら」は取るに足らない人間を意味しているからです。変な名前を付けられた芋虫君たちは、激しく怒っているのではないでしょうか?

芋虫を英語で表記すると、Green caterpillarになります。何だか迷彩色の戦車みたいで、勇ましそうに感じられてしまいます。日本の名前とは大違いですね。きっとアメリカの芋虫君たち、いやGreen caterpillar君たちは胸を張って生きているのでしょう。

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酔石亭主

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