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富士山麓の秦氏 その5


前回まで、伝説(事実かどうか確認できないお話)と実際の歴史が混在したまま書いていますが、ここで内容を取りまとめてみます。

1. 富士山麓に海人系と思われる富士高天ヶ原七廟とそれを管理する阿祖山太神宮があり富士高天ヶ原王朝と称された。
2. BC217年頃徐福一行が富士山麓に渡来し、徐福は富士高天ヶ原王朝の歴史を筆録、「富士古文書」が成立した。その子孫は太神宮の神官となった。
3. 応神天皇の子である大山守皇子が太神宮の大宮司となり、子孫は宮下姓を名乗った。文書は「宮下文書」と称されるようになった。
4. 秦氏が富士山麓に入植し、徐福の子孫を名乗り後に羽田姓に改名した。
5. 800年の富士山大噴火で阿祖山太神宮の関係者は桂川沿いに避難し、秦野や寒川に入り寒川神社を創設した。文書は「寒川文書」と称されるようになった。
6. 寒川神社は弘安5年(1282年)の大洪水で社屋が流出したため文書も失われたが、阿祖山太神宮の宮司である宮下源大夫義仁が書き写していたので、現在まで伝わった。


今後日本武尊、武内宿禰、源頼朝などにも登場してもらいつつ、富士山麓に散らばる痕跡を辿りながら、上記の内容を確認し、徐福と秦氏の謎に迫ることになります。

さて「宮下文書」によると、日本に渡来した徐福一行は孝霊天皇74年(BC217年)、蓬莱山である富士山を目指し住留家(駿河)の宇記島原(浮島=愛鷹山の麓)に上陸したとされます。ここは当時広大な湿地帯で、浮島沼と呼ばれていました。

浮島沼については以下Wikipediaより引用します。

浮島沼(うきしまぬま)とは、静岡県沼津市と富士市の境界に跨る大湿地帯の事。江戸時代迄は須戸湖(須津湖)と呼ばれ、富士講における内八海の1つに数えられたが、すでに江戸時代に陸化が進み内八海から外された、現在では「沼」という名前が残るものの沼ではない為、(現在は田園地帯や住宅地になっている)浮島ヶ原という呼び方もある。ただ現在でも地盤が非常に弱い土地であり、東海道新幹線や東名高速道路は愛鷹山の裾野を通ってこの地を避けている。



大きな地図で見る
浮島一帯を示すグーグル地図画像。位置関係は大きな地図に拡大してご覧ください。

浮島や船津の地名が見られます。船津は河口湖近くにも見られる地名で、この地から持ち運ばれたものと思われます。徐福一行は松岡宿から水久保宿経由富士山麓の阿祖谷家基津に到着しました。そして、阿祖谷家基津こそが富士高天ヶ原であったのです。

水久保宿は西富士に位置します。従って徐福一行は浮島に上陸後富士山の西を回り、富士宮を経由して阿祖谷に入ったのでしょう。なお、阿祖谷家基津は大明見地区にありますが、厳密な位置関係は別途検討します。

その後彼らは富士山麓に分散し、山中湖周辺地域にも入ったと推定できそうです。などと思っていると、もう長池地区に到着しました。山中湖に沿って無料駐車場がありますので、そこに車を入れましょう。点滅信号のある長池入口から入り、集落内を歩いてみます。

点滅信号から入ってすぐ双体道祖神がありました。

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道祖神。宝暦11年(1751年)に建てられたもので猿田彦を祀っています。

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羽田さんの表札です。

この地区は表札をあまり表に出していないようです。長池集落においては羽田姓と天野姓しか存在せず、羽田姓と天野姓の比率は7:3程度のようです。

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木造の地蔵菩薩でしょうか?頭部は空洞となっており、何となく恐ろしげです。

ひと廻りしてみましたが、徐福の痕跡など見当たりません。でも、それで諦めていたら探索は終了となってしまいます。最良の手段はもちろん地元の方から話を聞くことです。特に、有力者的な家構えを持ったお宅のご主人から…。

点滅信号から少し北に歩いたところに、立派な茅葺屋根(トタンで覆っていますが…)のお宅がありました。

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立派な屋根。

ここなら話が聞けそうです。ご主人が庭に出ておられたので、声をかけてみました。建物は明治3年の建築だとか。結構歴史があります。ただ、知りたいような内容の話にはなりません。するとご主人が外に出て、あの茅葺屋根のお宅ならいろいろ知っているはずと教えてもらえました。早速行ってみます。

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茅葺屋根のお宅。期待が高まります。

                ―富士山麓の秦氏 その6に続く―
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