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建物探訪 中山道和田宿のうだつ建築


和田宿は慶長7年(1602年)の中山道制定に伴い成立したのですが、幕末の文久元年(1861年)3月の大火で大半の建物が焼失しました。この年の11月には皇女和宮の御下向が控えていたことから、幕府より2千両も拝借して、突貫工事により町並みを復興させたとのことです。現在見られる和田宿の建物は再建後のものとなります。

それらの中で酔石亭主が最も心惹かれるのが和田宿唯一のうだつ建築である「よろづや」さんです。

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和田宿マップです。②が「よろづや」となります。

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「よろづや」です。但しこの建物は明治期に入ってからの建築とされます。

両側の妻壁を大きく持ち上げ、その上に小屋根をかけた巨大なうだつが上がっています。

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角度を変えてもう一枚。

ここのうだつの特徴は、小屋根の先端部分から妻壁が比較的急角度で下がり、二階部分と一階屋根の境まで来ていることです。比較のため名古屋のうだつをご覧ください。
http://suisekiteishu.blog41.fc2.com/blog-entry-110.html

名古屋のうだつは妻壁の受け部分があります。和田宿の場合大火を経験したので、うだつをできるだけ大きくしたのかもしれません。

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さらに一枚。惚れ惚れしますねぇ。

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うだつのみを撮影。

空を区切るかのようなうだつの姿は、それが防火目的であるにせよ、近世の最も優れた建築美を見せていると思います。実際には防火目的より美濃地方のうだつに見られるように装飾性が前面に出て、江戸末期における商人のプライドや美意識、豊かさを表現したものとなっています。
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