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庄内川石 その19


このところ猫ちゃんの写真ばかりが続いていますので、一旦水石に戻したいと思います。先日の日曜日に再び庄内川に行きました。三人ほど他の方も探石しておられたようです。でも、目を皿のようにして探した結果、何個か持ち帰りできました。

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庄内川石の土坡。左右25cm。

やや大型の水石です。石に対して水盤も卓も小さすぎますが、これ以上の寸法のものがないので何ともなりません。写真だと坡面は水平に見えます。しかし…。

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少し上の角度から撮影。

後ろ側の輪郭線で見ると、先端部まで緩やかに傾斜しているとわかります。

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さらに上の角度。

坡面の幅が広いとわかります。

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拡大してもっと上の角度から。

坡面がだらだら下っているように見え、厚ぼったいメタボな石のような感じです。

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もう一枚。

やはりこの角度辺りから見るのが一番端正な姿に見えるようです。

庄内川石は瀬田川石によく似ていると一般的に言われます。この石も硬質な灰黒で瀬田川石には劣るものの、似ていると思えます。それも当然で、日本の中央部には約2億年前の古生層である美濃帯が帯状に分布しており、庄内川と瀬田川の両地域が含まれています。加えて両地域とも花崗岩類の貫入を受けているのです。

花崗岩が貫入した際の熱で美濃帯の一部が変成作用を受け、ホルンフェルスとなって梨地肌などの石が生成されました。その結果、瀬田川と庄内川の両方に似たような石が出現し、現在私たちが水石として楽しんでいる訳です。

水石を観賞する行為には、単にそこに自然の情景を見るだけでなく、億年の歴史と自分を同化・一体化させるような感覚も含まれていると思います。この石は、地球の生成と古生代から現在に至るまで繰り返された様々な変転を経て今ここにあるのです。そのような歴史を内に秘めた1個の石が自分の前に存在するのは、実に素晴らしいことだと思えませんか?

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