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東三河の秦氏 その7


前回は後半部分でかなり脱線してしまいました(~_~;)。今回は秦氏との関係が想定される豊橋市日色野町から見ていきます。ここは多分東三河における秦氏の本拠地であり、様々な謎が隠されていると期待されます。


大きな地図で見る
日色野町を示すグーグル地図画像。

前回で取り上げたように、菟足神社の解説板には以下の内容が書かれています。

豊橋市日色野町には、「秦氏の先祖は、中国から熊野に渡来し、熊野からこの地方に来た」という言い伝えがある。(注:解説板の全文はもっと後の回で別途ご紹介します)

これだけだとわかりにくいのですが、「秦氏の先祖とは徐福で、徐福が中国から熊野に渡来し、徐福の子孫が熊野から東三河(日色野町)に来た」との主旨で書かれています。日色野町と秦氏の関係がこの記述から明らかとなります。(注:但し秦氏が徐福の子孫と言う訳ではありません。秦氏が不老不死に関係する人物・徐福の伝承を持ち運び、徐福子孫と自称したのです。酔石亭主はその系統の秦氏を徐福系秦氏と勝手に呼んでいます)

と言うことで、早速日色野町を探索します。まず下のグーグル画像を参照ください。


大きな地図で見る
グーグル画像。

いかにも外部から閉ざされた集落のように見えます。かつては地図画像にある日色野町東の信号から公民館へと続く道路が唯一の連絡路だったのではと想像します。この道路の先には神泉寺を真ん中に置いて、左手に熊野大神社、右手に菱木野天神社があり、外来者を通せんぼしているかのように感じられました。それはさて置き、公民館前は広場となっているので車はここに駐車可能です。

車を止めた上で集落の入口に一旦戻って探索を始めます。すると集落入口には石が置かれていました。

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石神様でしょうか?

さすが秦氏関連地域と言うか、集落に入った途端、もう謎めいたものが出てきました。それが石の前に置かれた二本の棒です。木の枝を半分に断ち割って、黒い横線が引いてあります。数えてみると12本の線となっていました。しかも、丸い注連縄風に藁が編まれ、石の手前に置かれています。明らかに何かを祀っている、或いは供えている形式です。集落のあちこちに同様の飾りがありました。これは一体何でしょう?今まで見たこともない特殊な祭祀が行われているのでしょうか?

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もう一枚。

複数の石に供えられています。拡大したので二本の木と注連縄風の丸藁、12本の黒い横線がはっきり見えると思います。

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さらに一枚。

こちらは石祠に供えられています。二本の木は地元の氏神様にお供えされていると推定されますが、一体何のために…??幾ら考えてもわからないので、通りかかったお年寄りにお聞きしました。お答えは、「正月に飾るが意味は不明」とのこと。正月に飾り黒い横線が12本となると、1年12カ月を意味する一種の暦かもしれません。

日色野町は秦氏に関係する点、正月に飾る点を考慮すれば、多分太陽の復活を意味しているのではと推測されます。すなわち冬至に死んだ太陽が正月に復活することを意味した祭祀と考えられるのです。正に太陽の死と再生ですね。

上記推測を一旦横に置き、暦を氏神様に供えるとして、それにどんな意味があるのかさっぱりわかりません。多分、何か別の意味があるのでしょう。これ以上考えても答えは出ないので、まずは熊野大神社にお参りします。

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熊野大神社の鳥居と石柱。

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社殿。

解説板も何もなく、由緒は不明です。いずれにしても、熊野信仰の流入と共に、秦氏の領域である日色野町に熊野大神社が勧請されたのでしょう。秦氏の先祖は熊野から来たと菟足神社の解説板にも書かれており、ここに熊野大神社が鎮座していても不思議ではありません。そう思いながら、神社を出ようとしてふと一つの石柱が目に留まりました。

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石柱です。

石柱には不思議な内容が刻まれています。やや見えにくいのですが、「天照皇大神宮」とありました。伊勢神宮においては、天照大神は天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)と称せられているので、天照皇大神宮とは伊勢神宮の内宮に等しいお宮となります。

しかし、どこにも内宮に相当するお宮などありません。だとすれば、これは何らかの仮宮跡を示すものと判断するしかなさそうです。伊勢神宮の仮宮跡がここにあったとして、一体何のために…??これには何か深い意味がありそうに思えました。やはり日色野町は、事前の想定通り、多くの謎に満ち溢れた場所のようです。

                     東三河の秦氏 その8に続く
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