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日々の雑感 その20

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11 /27 2019

前回で、少数民族ウイグル人に対する弾圧の実態がニューヨーク・タイムズによって暴露され、膨大な内部文書は中国政界の人物によりリークされた旨書きましたが、その内容の一部が新聞などで報道されています。報道によれば、中国政府がウイグル族らを監視する目的で「一体化統合作戦プラットフォーム」と言う大規模なシステムを構築して彼らの行動を掌握し、法に基づかない拘束、施設への収容を行っていたとのこと。収容所内ではウイグルの人々の民族性、文化、宗教を徹底的にすりつぶすような行為が行われていたようです。これほど酷い人権侵害が秘密裏に中国当局の手で行われているとは戦慄するしかありません。

ところ変わってオーストラリアでも中国のとんでもない行動が発覚しました。元中国スパイが豪州政府に対して亡命を希望し、香港と台湾、オーストラリアでのスパイ活動や、中国の政治干渉に関する膨大な情報を当局に提供していたとのこと。ぜひ全文を公表してもらいたいものです。中国側がどう言い繕っても、厳然たる事実を消し去ることはできません。これらの問題はマスコミがもっと大きく取り上げるべきでしょう。

また中国のスパイ集団がオーストラリアの政治に介入する目的で、5月のオーストラリア連邦議会選に、与党自由党党員で高級車のディーラーである中国系男性を立候補させようとしていたとのこと。スパイ集団は選挙資金として約7400万円の資金提供を持ちかけており、男性は治安情報局に相談していました。その後この男性は選挙前の3月にモーテルで遺体で発見されたそうです。死因は明らかにされていませんが、一連の流れを見るとスパイ集団に暗殺された可能性が高そうです。

香港に関しては大きな動きがありました。香港の区議会選挙では投票率が史上最高となり、民主派が85%もの議席を得たと伝えられています。民意は中国の強権的な支配を否定しています。中国は香港の人々の民意を尊重し強圧的な態度を改めるべきでしょう。警察の弾圧行為は中国側の後押しによるもので、市民の抗議活動が止まない原因は前回で書いたように香港の自治を奪い自分たちの監視下に置こうとする中国側の姿勢にあります。

そして香港の問題は思わぬ形で日本にも影響を与えていました。香港のデモや民主化を応援の絵馬が京都の清水寺、奈良の春日大社などで壊されているようです。中国人観光客の仕業と思われますが、神社仏閣におけるこうした行為は許されません。

新疆ウイグル自治区、香港、オーストラリアそしてチベットやモンゴル自治区など、全ての紛争や問題の根っ子には中国共産党による一党独裁と習政権の強権的な考え方があります。習主席の国賓来日は来春に予定されているようですが、平気で人権を踏みにじる国のトップを国賓で招くべきか、再考の必要がありそうです。
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酔石亭主

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