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対処すべきは新型コロナウイルスだけか?

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03 /10 2020

ずいぶん以前に西村寿行氏著の「蒼茫の大地、滅ぶ」を読んだことがあります。実にサスペンスフルな筆致で興奮しながら読みふけりました。内容は、中国大陸から飛来した飛蝗(トノサマバッタ)軍団が東北地方に壊滅的な被害を与え、日本全体が未曽有の危機に陥る中、日本政府は東北を支援せず東北6県は奥州国を樹立して日本国からの独立を図ろうとするストーリーだったと思います。これは幕末の奥羽越列藩同盟をも想起させますし、中央政府の東北地方に対する姿勢に批判的な内容とも言えそうです。

なぜこの小説を取り上げたかと言うと、最近の日経新聞で、アフリカ東部において大量のバッタが発生し、東アフリカで食糧危機が深刻化している記事を読んだからです。もっともその時点では斜め読みしただけなので、アフリカも大変だなと思っただけでした。

ところが実際にはそれ以上の状況となっており、国連食糧農業機関(FAO)によれば、エチオピアやケニア、ソマリアでは約1200万人が食糧危機の状態にあるとのこと。ケニアなど1000億~2000億匹のバッタ軍団に襲われているそうで、食料不足が深刻な事態となっています。しかも、バッタ(サバクトビバッタ)被害はアフリカだけに留まらず、もっと拡大していました。詳細は以下の日経新聞を記事参照ください。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56324260T00C20A3FF8000/

バッタ軍団は既に紅海を超えてパキスタン、インドなど南西アジアの国々にも被害を与えているようです。彼らは1日に150㎞も移動できるとのことで、このままでは中国やインドの中心部まで飛来し、果ては中国大陸から日本海を越えて日本にまで到達するかもしれません。そこまではないにしても、中国とインドが食料不足に陥ったらどうなるか、想像しただけでもぞっとします。

新型コロナウイルスに加えバッタ軍団が世界的な規模で各地に被害を与えれば、まさに天変地異の大混乱となってしまいます。日本においては昨年、一昨年に起きた大雨、台風などがまた起きる可能性も否定できず、コロナとバッタに加えそうした災害が多発したらどうなるか不安は尽きません。コロナの対応、バッタ被害による食糧不足への対応準備のみならず、様々な災害に対する備えも必要で、数段構えの態勢を常にとっておく必要があります。東京オリンピックの開催はかなり厳しそうですが、何とか開催に漕ぎ着けられたとしても、通常とは異なる対応が必要となります。

あれやこれや考えると本当に大変ではありますが、各自治体や日本政府におかれては、幾つもの危機に対する準備を同時並行的に進めていただき、最悪の事態に備えていただきたいと思います。
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酔石亭主

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