有松のうだつ建築 その2
建物探訪井桁屋のうだつを様々な角度から撮影します。
前回とほとんど同じです。
うだつに接近。
さらに接近します。
手前側のうだつです。
うだつは本来防火目的で設置されましたが、うだつが上がると言う言葉が示す通り、江戸末期においては商人の財力を示す装飾的な役割が強くなりました。それでも建物は、なまこ壁や虫籠窓、塗ごめ造りなど防火の目的を示す造りとなっています。
酔石亭主の知る限りでは、愛知県におけるうだつは、名古屋市緑区有松に2軒、名古屋市中区古渡町に1軒、常滑市大野に1軒、津島市に1軒となっています。既に全て訪問していますが、津島のうだつはうまく撮影できなかったのでアップしていません。(津島には昭和のうだつもありますが、一応明治時代までで区切っています)
かつては名古屋市内に多くのうだつ建築があったようで、江戸時代の絵図にはその様子が描かれています。四間道や熱田区にも数軒のうだつが近年まで存在していたようです。
かつて存在していた名古屋のうだつ。
明治期の建設で中区錦三丁目にあったそうです。いつ取り壊されたのかは定かでありません。戦争で焼けたのかも…。
有松のうだつ建築 その3に続く
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コメント
携帯持ってるでしょ?
携帯あるんだから
有効に使わなきゃもったいないでしょ
http://u36z1B42.sofban.info/u36z1B42/
2012-11-16 13:27 コスパ至上主義者 URL 編集