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『旧約聖書』創世記の謎を解く その4


今日はイスラエルの古代史を大まかに見ていきましょう。
イスラエルの始祖はアブラハム(紀元前2100年から1800年頃の人物)ですが、その妻サラはシュメールの女です。また彼らはシュメール(当時は新バビロニア)の都市国家であるウル(現在のイラク南部)に居住していました。

イスラエルの歴史の始まりにシュメールが色濃く関与している点は注目に値するでしょう。アブラハムとサラの子がイサクで、イサクの子であるヤコブが神からイスラエルの名を受け、このヤコブの息子たちがイスラエル十二支族となりました。これら正統イスラエルの民は、セム系の黄色人種でした。

紀元前1300年頃、エジプトの圧政に苦しむイスラエルの民は、モーセの指導の元エジプトを脱出します。脱出後の放浪生活において、神はモーセを介してイスラエルの民に『契約の聖櫃』を授けました。聖櫃の中にはモーセの石板、マナの壺、アロンの杖が収められています。これこそが、ヤハウェ神とイスラエルの民との契約の証しでした。

紀元前993年、ダビデによりイスラエルは統一され、息子であるソロモン王の時代この国は栄華を極めました。そして移動幕屋に安置されていた聖櫃は、ソロモン神殿に納められたのです。

ソロモン王の死後、イスラエルは分裂し、十支族による北イスラエル王国と、二支族による南ユダ王国が成立します。紀元前721年、北イスラエル王国はアッシリアの攻撃で滅亡し、イスラエル十支族は彼らに連行されました。

一方南ユダ王国も、紀元前586年に新バビロニア王国の攻撃により滅亡し、人々はバビロンの捕囚となります。紀元前538年にはペルシャが新バビロニア王国を滅ぼし、イスラエル二支族は帰還しましたが、そこに十支族の姿はなく、彼らは行方不明となったのです。

正統イスラエルであるイスラエル十支族は、ある日忽然と消え失せ、その行方はいまだに杳として知れません。これこそが、神の真意を忠実に守った結果と考えられないでしょうか?では彼らはどこに向かったのでしょう?これまでに、幾つかの議論がなされていますが、その解明はまた別の機会に譲ることとします。

         ―『旧約聖書』創世記の謎を解く その5に続く―
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