近江探訪


先月の後半に近江路を車で走ってきました。特に歴史の謎解きと言う意味はなく、若葉が薫る季節に近江の奥深さに触れてみたいと思ったからです。行先は神社やお寺が中心となり、最初の目的地は多賀神社。彦根から鈴鹿山脈に沿って307号線を下ると多賀大社に至ります。


多賀大社の位置を示すグーグル地図画像。

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多賀大社の門前です。

古い趣のある通りとなっています。面白そうなのですぐに方針を変更し、建物探訪から始めました。

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通りをズーム。画像サイズを大きくしています。

茅葺のお店もありました。これだけお店があるのは参拝者が多いからでしょうか?

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茅葺のお店。

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こちらもなかなか趣のあるお宅です。

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笑門とあります。笑う門には福来たる、ですね。

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何か解説文が掲げられたお宅もあります。山田精肉店です。

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解説板。

何と、井伊直弼の愛人となった村山たか女が養女に来て住んでいた、とされる処…とあります。歯切れが悪い書き方ですが、ここではない可能性もあるのでしょうか?それにしても、父親がお坊さんで母親は花柳界にゆかりの女性とは、処置に困って養女に出したとしか考えられません。Wikipediaには以下のように書かれていました。

1809年(文化6年)、近江国犬上郡多賀町で、多賀大社にあった寺坊尊勝院の娘として生まれる。生後すぐに寺侍村山氏に預けられ、18歳の時に当時の藩主である井伊直亮の侍女となる。
20歳になり京都に上って、祇園で芸妓となり、その際男子をもうけるが、私生児であった為に自らが引き取り、生まれ故郷の彦根に戻る。その際彦根城下で蟄居生活を過ごしていた井伊直弼と出会って情交を結び、またその数年後に直弼を通じて出会った長野主膳とも深い関係になったとされる。やがて直弼が大老となり、江戸に移った後二人は別れたとされるが、安政の大獄の際には京都にいる倒幕派の情報を江戸に送るスパイとなり大獄に大きく加担した。日本の政権に属した女性工作員としては、史上初めて名をとどめる存在である。
1860年(安政7年)の桜田門外の変で直弼が暗殺された後、1862年(文久2年)に尊王攘夷派の武士に捕らえられ三条河原に3日3晩晒されたが、女性ということで殺害を免れた。しかし、息子の多田帯刀は母親のかわりに岡田以蔵らによって斬殺され、首を晒されている。


彼女は日本史上初の女性工作員とあります。けれども、諜報活動に従事した女性はもっと古い時代にもいたはずです。例えばくノ一と呼ばれた女性忍者ですね。

現在は山田精肉店となっている村山氏に養女に出された村山たか女ですが、生家はそのお隣で現在は不二家と言うお食事処になっています。生家のお隣に養女に出したと言うのはちょっと理解に苦しみます。だから山田精肉店の解説文も、村山たか女が養女に来て住んでいた、とされる処…と曖昧に書いたのかもしれません。

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別の解説板。画像サイズを大きくしています。

別名が村山加寿江(可寿江)とあります。村山の名字は養女に出された相手先の寺侍村山氏に由来しています。「たか女」は多分多賀の地名に由来しているのでしょう。多賀の女=たか女だとすると、実にいい加減に名前を付けられたことになります。

本人としてはこんな名前にもならない名前など嫌だと思って、加寿江と自称していたのでしょうか?名前の追及はさて置き、驚くほど波乱万丈の人生を送ったのですから本当に凄い女性ですね。これは母親の血の影響によるものかもしれません。

多賀大社に行く前の段階で趣のある町並みや、思ってもいなかった歴史に触れることができました。やはり近江は奥が深いですね。

           近江探訪 その2に続く
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