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小さな訪問者あるいは小さな狼藉者


私は若い頃、一時バードウオッチングに凝っていました。多分その延長線上なのでしょうが、冬に野鳥たちが訪れやすいよう、家の小庭に実物や花木類を数多く植え込みました。実物は赤い実をつける南天、千両、万両。花木類は私の好みから茶花系統が多いのですが、11月半ばには花を開く白侘助に始まって、蝋梅、マンサク、梅、サンシュユ、各種侘助椿、ボケ、トサミズキなど、3月頃まで花が途切れることはありません。

寒い季節になると、それらの実や蜜を求め、ズズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、キジバト、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ハクセキレイ、キツツキの仲間であるコゲラなど、小さくて可愛らしい野鳥たちが我が家の庭に飛来します。

梅にメジロ
メジロです。梅の枝と花の間を飛び回りますので、
なかなかいい写真が撮れません。

南天の実など、あっと言う間に食べつくされ、2月にはもうひと粒も残っていません。そして彼らは食事の後、私にとってあまり有難くはないのですが、必ずお土産を残していきます。しかもです。よりによって彼らは、私の水石の上に土産物を落としていくのです。冬場の貴重な食料を提供しているのに糞でお返しするとはけしからん、などと憤ってみても、彼らに配慮があろうはずもなく、歯ブラシでこすり落とすしかありません。全くとんでもない置き土産ですね。

水石にキジバト
石の上のキジバト。

また何石かある溜り石は、彼らにとって絶好の水飲み場と化しているようで、周辺に幾つもの糞が見られます。それだけではありません。ヒヨドリなど、椿の花を花ごともぎ取って、けたたましい羽音と共に飛び去っていくのです。憎っくきヒヨドリ、冬は肉に脂が乗っておいしいらしいから、今度来たら捕まえて焼き鳥にしてやろう―などという不埒な考えが、一瞬脳裏に浮かんですぐに消えていきます。

私の庭を訪れる愛らしい野鳥たち。しかし彼らはまた、小さな狼藉者でもあったのです。

(水石以外にも書きたいことがあれこれあって、ついつい脱線してしまいます。次回は水石に戻りますので、なにとぞご容赦のほど)
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僕は現役バードウォッチャーです
ウォッチングというよりも研究の方がメインで
毎週末、山に入っていますよ

バードウオッチング

悠さんがバードウオッチングの現役とは知りませんでした。

私の場合、若いころは山遊び、野遊びといった感じで、水石だけでなく、野鳥観察、山菜採り、温泉、山歩き、美石採集、地質の観察、古民家探訪などいろいろ組み合わせて遊んでいました。
今は何でもかんでもはさすがに無理ですので、できる範囲でのんびり楽しんでいます。
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