清須市周辺散歩 その4


清須市から名古屋市西区にかけては東海地方最大級の弥生時代の環濠集落遺跡があり、範囲は実に東西1.4キロメートル、南北0.8キロメートルにも及んでいるとのことです。ここからは遠賀川(おんががわ)式土器も出土しており、2000年以上も前に北九州と尾張との間に何らかの交流があったことを示しています。今までにも書いていますが、北九州を本貫地とする物部氏が尾張にまで至ったのも、この流れに沿ったものだと思われます。

弥生時代は人々が農業に従事する温和な時代だったと思われていましたが、朝日遺跡には他の遺跡に例のない逆茂木や乱杭の存在は集落を守るための防衛施設があり、幾重もの乱杭や逆茂木が張り巡らされ、さらに環濠や土塁が構築されていました。極めて強固で城塞的な施設に護られた朝日遺跡から、戦乱の弥生時代の姿が浮かび上がってきます。


朝日遺跡の位置を示すグーグル画像。

遺跡の主要部分は巨大な清洲東ジャンクションの下となっており、見ることはできません。貝殻山貝塚の場所が小公園の形で残されており、清洲貝殻山貝塚資料館があるので、出土品をここで見学することになります。

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貝殻山貝塚。

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案内板。

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解説板。早速資料館の中に入ります。

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赤彩合子(せきさいごうす)。

東海弥生文化の至宝とあります。重要文化財に指定されていますが、驚いたことに朝日遺跡の出土品2000点以上が重要文化財となっているようです。どんな神社仏閣に行ってもこれほどの数の文化財はありません。

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解説文。

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赤く塗られた土器。

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解説文。

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円窓付土器。面白い形です。

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石斧。

とにかく素晴らし出土品ばかりで圧倒されます。

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赤彩土器・器台。

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数々の赤彩土器。

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玉類。画像サイズを大きくしています。

弥生時代中期の玉作り工房が複数発掘されているとのことです。さらに集落における有力者たちの墓と思われる方形周溝墓が多数発見されています。縄文時代末期から弥生時代後期に至る朝日遺跡の出土品は一見の価値があると思いますので、是非ご訪問ください。
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