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朝焼け、夕焼け


昨日の朝、外を見ると怖いほど鮮やかな朝焼けに染まっていました。

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朝焼けの写真です。

夕焼けもきっと見ごたえあるだろうと狙いをつけて…。

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夕焼けの写真。

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数分遅れで、もう一枚。

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一昨日の夕焼けです。

ネットで夕焼けや朝焼けの画像を見ると、超絶的に素晴らしいものがありました。最高級のデジカメと撮影者の腕、運がマッチしなければ撮影できないショットですね。

酔石亭主が最も印象的と思った夕焼けは、マレーシアのクアラルンプールで見たものです。ハノイからホーチミンと乗り継いでKL国際空港に降り立った時には既に夕焼けが始まっており、タクシーに乗って市内に向かう途中、全天が赤みを帯びたオレンジに染まりました。高速道路の両側は延々と椰子の木々が続き、夕焼けの空と相まって熱風アジアにいる、との感慨が高まってきたものです。

小説で夕焼けと朝焼けを最も精緻に描写したのは三島由紀夫だと思います。彼の著作『暁の寺』においては、主人公本多のガイド役である菱川の言葉を借り、夕焼けを心象的に語らせています。

酔石亭主はこのシーンに惹かれ、10年ほど前のことですが、三島が宿泊したのと同じオリエンタルバンコックに投宿、ワットアルンを見に行きました。時間を忘れ佇んでいると、いつしか寺は夜の闇に沈み、チャオプラヤー川の黒々とした川面に、無数の船が銀河のような光芒を放っています。寺全体がライトアップされると、ワットアルンがその姿を幻のように浮かび上がらせ、さながら絶対の暗黒を進む宇宙船のように感じられたものです。

次に行ったタイ王家夏の離宮であるバンパイン宮殿もまた、三島は冴えた筆致で描いています。宮殿からはチャアオプラヤー川のクルージングです。(これは三島も経験していません)キャビンから外に出て一番前のベンチに腰掛けると、川風が照りつける陽を適度に和らげて、頬に心地よく感じられました。深い熱帯雨林からもたらされる膨大な水流は、森の恵みの余りある豊かさを物語っています。両岸の木々は深い緑を湛え、時おり垣間見える金色の仏塔は木々の緑との鮮やかな対比を描き出し、三島が得たタイの印象を幾分かでも確認できた旅であったと思います。
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