FC2ブログ

秦氏の謎を解く その11


しかし暑いですねえ~(~_~;) あまりの暑さに文章が書けなくなりそうな……。
皆で秋よ来いと叫んだらどうかと思うのですが、あるいは雨乞いならぬ秋乞いを行者にお願いするとか……。

今回は聖櫃が壬生寺に収められた理由をより具体的に見ていきます。

まずヤハウェ神は矢(ヤ)ですね。そこで『風土記』によると、丹塗矢と化して流れてきた神は乙訓社の火雷命です。乙訓は、秦氏が大和から山城国に移動した際の根拠地の一つ。そして日吉神社の『日吉社禰宜口伝抄』によれば、鳴鏑つまり矢は日吉社から乙訓社、松尾社へと移ったとします。また、下鴨神社や伏見稲荷大社にも矢の伝承がありましたね。以上から浮かび上がってくるものがあるはずです。ポイントはもちろん矢(ヤ)です。

平安京には矢のラインが設計されており、ヤハウェ神の象徴である矢が秦氏系の各神社に出現していました。では、松尾大社、下鴨神社、伏見稲荷大社を線で結び、下鴨神社から壬生寺のラインを乙訓(長岡京)まで引いて下さい。どんな形に見えるでしょう?正しく矢そのものになりませんか?

秦氏により平安京に設計された聖櫃の矢の概念図です。

014_convert_20100905141050.jpg

各辺の長さには若干の差がありますが、各頂点から各辺の真ん中に線を引いた交点が見事に壬生寺に位置します。なお、乙訓社までは実際にはもっと長くなります。

矢の出現ポイントを結べば、矢の形になる。この事実は、長岡京も含む、平安京の全体が聖なる矢(ヤ=神)すなわちヤハウェ神に覆い尽くされていることを、明確に示しているのです。またヤハウェ神が移動幕屋に臨在する際は、必ず雲が立ち込め雷が迸ります。主である神の丹塗矢は火雷命であり、この点でもヤハウェ神と同じなのです。

秦氏によるこれほどの恐るべき思想的、物理的全体設計に立脚して、聖櫃は壬生寺に安置されました。ヤハウェ神の放った矢が、平安京の壬生まで、長い時代と距離を越えて届いていたのです。そして、それを担ったのが秦氏でした。

平安京に張られた結界の意味と秦氏の意図が、これではっきりしたと思います。秦氏は、シュメール系スサノオや猿田彦のみならず、密教系とも手を組んで、外から怨霊が侵入するのを防ぐためではなく、聖櫃を守り、内部の監視をする目的で、平安京に結界を張ったのです。

秦氏にとってはそうですが、天皇にとっては怨霊封じが目的という、二重構造になっているのが平安京の真の姿です。聖櫃は伊勢神宮が再建され、その霊力が回復した後、密かに伊勢に戻されたと推測されます。聖櫃が伊勢に戻された時点で、平安京の真の仕掛けは消滅しました。真の仕掛けが消え、もぬけの殻になったから、あれほどの怨霊封じの仕掛けにも拘らず、平安京は魑魅魍魎が跋扈する魔界都市に変貌したのです。

これで、平安京が怨霊封じの都と呼ばれる一方で、魔界都市とされる矛盾をきちんと再構成し直せました。

平安京遷都に当たって、秦氏はありったけの資金や自ら開墾した土地、渡来の技術などを提供したのに、少しの見返りさえも得てはいません。この謎の意味も、もうおわかりですね。彼らは、聖櫃を守るためだけに、これらの施策を推進したのです。

以上で「日本に秘められた謎を解く その10」において提示した全ての謎が解かれたことになります。その謎とは以下のようなものでした。

日本人の特殊性の謎、すなわち日本人の意識構造が反転し特殊な性質を持った謎。
天武天皇が構築した二重仕掛けの体制の謎。
平安京の壮大な怨霊封じの仕掛けと、その仕掛けにも拘らず、魔界都市へと変貌した謎。
仕掛けを作って後、秦氏がイスラエル十支族のように、歴史の表舞台から消え去った理由。
秦氏が平安京遷都以前に怨霊封じとは関係なく強力な防御網を構築した謎。
秦氏は消えたのに、秦氏系神社が貴族から武家、民衆にまで深く浸透したことの意味。


聖櫃(あるいは秦氏の死と再生を象徴するもの)が日本に運ばれたとの仮説を立てることで秦氏に関する全ての謎や疑問は解消され、矛盾している事柄が矛盾なく再構成された以上、この仮説は正しいと言えるでしょう。

これで秦氏の謎は全て解けたと思われるでしょうが、実はまだ終わってはおりません。秦氏の奥深さには想像を絶するものがあるのです。

              ―秦氏の謎を解く その12に続く―
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

酔石亭主

Author:酔石亭主
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最新コメント
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる