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秦氏の謎を解く その12


私たちは既に、日本人の意識構造自体が、『契約の聖櫃』を日本に封印した秘密を隠し通すため、上部構造から下部構造に至るまで巧妙に張り巡らされた仕掛けであり結界に他ならないと知りました。それを再度整理すれば以下のようになります。

この日本を統べる体制―天皇を最上位に置いた、官僚による他律的で集団主義的な統治体制―も聖櫃を秘匿させる仕掛けでした。日本国と日本人の中心は、聖櫃を封印するため空洞化されています。従って、官僚の中心も空洞なため、そのままでは自己を存立できません。自己を存立させるため、彼らは強固な組織・集団を構築し、それに依存しました。

すると組織が絶対化し、個人は組織に呪縛され、そこからの逸脱は許されず、自分の中心にある空洞に目を向けられなくなるのです。つまりこの組織自体が、空洞を隠蔽するシステムの役割を担っているのです。

もし誰かが組織から逸脱しようとすれば、空洞に直面し、心的な呪縛が起動して自分を失ってしまうでしょう。そんな事態を避けるため、彼らは呪縛された閉鎖的組織構造の中で、隠されたものに目を向けることもなく、ひたすらもたれ合い自分たちの組織を守っているのです。

実質日本の最上位にある官僚組織が崩壊したら、日本全体がドミノ倒しのように崩壊します。官僚たちは無意識にそれを知っているから、いかなる犠牲を払おうとも彼らの組織を守ろうとするのです。政治家がどれだけ政治主導を唱えても、日本国が、官僚による支配体制から脱却できない根源の理由がここにありました。

また日本における天皇制とは、中心が空洞では生きていけない日本人に、中心があるように見せかける目的で存在する制度だと思われます。逆に言えば、これなしでは日本人は生きていけません。だから、徳川幕府が日本を支配しても、戦争に負け米国に占領されても天皇制は絶対になくならないのです。

このような日本人の意識構造を具現化した組織構造自体が、隠されたものをより奥深く隠し込む仕組みなのです。この仕組みはさらに下位の経済組織にまで及び、それが個人にまで貫かれています。聖櫃を秘匿する、閉鎖的で、他律的で、集団主義的な体制が、国の上から下まで、そうとは知られることもなくシステム化されている。こうした我が国の極めて特殊なありようが、今日の日本におけるあらゆる問題の根底にあったのです。

例えば、日本は深刻な財政問題を抱えているのに、自ら問題を解決できず先送りを続けていること、いじめが多発し学級崩壊が起きていることなど、日本人による自律的な解決が求められる事案は全て、打つ手がない状態になっているのです。

では、問題の根源を知った私たちは、この世界において普遍的で一般的な自律的個人主義に復帰できるのでしょうか?

改めて考えてみれば、秦氏の仕掛けによって自律的個人主義で存立できなくなったことから、私たちは反転した他律的集団主義を抱えることになり、第四の世界が開けたのです。進化の不可逆性という観点から見ると、第三の段階へ戻ることは難しそうに思えます。

だとすれば、私たち日本人は自らの手で第五の世界を開くしかなさそうです。それがどのような世界なのかは、未来に属することなので予測は不能。つまり私たち日本人一人ひとりが、これからをどうするか考えるしかないのです。

ここまで検討してきて未来への道筋を描けないのではどうにもならない、という声が上がりそうです。そこで、秦氏についてもう少し考えつつ、何かヒントがないか探っていきましょう。

               ―秦氏の謎を解く その13に続く―
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