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大須探訪 その13


今回は大光院から見ていきます。位置関係は前回の地図画像を参照ください。

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朱塗りの山門です。山門も境内の建物も新しい。

山門に面した通りは赤門通と称されますが、このお寺の門の色に由来しています。

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比較的小さなお堂(明王殿)。

烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)と書かれた赤い旗が見えます。珍しい名前ですね。これが明王殿のご本尊となります。

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解説板。

慶長8年(1603年)に清須にて清善寺(せいぜんじ)が創建され、建立後すぐの1610年に清洲越しで大須に移転したことになりそうです。名古屋の神社仏閣の多くは太平洋戦争で失われ、現在見る建物は戦後の再建になりますが、こちらも同様と言うことでしょう。大光院もかつては大きな寺院だったのに、それらが見られないのは残念です。烏瑟沙摩明王に関しては以下Wikipediaより引用します。

『大威力烏枢瑟摩明王経』などの密教経典(金剛乗経典)に説かれる。
人間界と仏の世界を隔てる天界の「火生三昧」(かしょうざんまい)と呼ばれる炎の世界に住し、人間界の煩悩が仏の世界へ波及しないよう聖なる炎によって煩悩や欲望を焼き尽くす反面、仏の教えを素直に信じない民衆を何としても救わんとする慈悲の怒りを以て人々を目覚めさせようとする明王の一尊であり、天台宗に伝承される密教(台密)においては、明王の中でも特に中心的役割を果たす五大明王の一尊に数えられる。烏枢沙摩明王は古代インド神話において元の名を「ウッチュシュマ」、或いは「アグニ」と呼ばれた炎の神であり、「この世の一切の汚れを焼き尽くす」功徳を持ち、仏教に包括された後も「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があるとする、幅広い解釈によってあらゆる層の人々に信仰されてきた火の仏である。意訳から「不浄潔金剛」や「火頭金剛」とも呼ばれた。
不浄を浄化するとして、密教や禅宗等の寺院では便所に祀られることが多い。
また、この明王は胎内にいる女児を男児に変化させる力を持っていると言われ、男児を求めた戦国時代の武将に広く信仰されてきた。
静岡県伊豆市の明徳寺などでは、烏枢沙摩明王が下半身の病に霊験あらたかであるとの信仰がある。

なるほど、トイレの神様と言う歌が以前に歌われていましたが、烏瑟沙摩明王のことだったのですね。さらに、下半身の病に霊験あらたかとのことですから、遊郭の女性たちからも厚い信仰が寄せられたのでしょう。そうした関係かどうかは知りませんが、大光院では金粉を塗った裸の男女の踊りなどが披露されているようです。内容は以下の動画を参照ください。
http://www.noonews.ru/watch/tC3VeVkEYQc/34-in-1-3.html

ちなみに、便所はあの世とこの世の境界にあるような場所で、井戸などと同じような機能を持っています。また、怨霊や悪魔の出入口ともされていました。金沢などでは、便所を新たに作る場合、夫婦一対の人形を便壺の下に埋める風習があり、これは魔除けを意味しています。詳しくは以下を参照してください。
http://m-kamidana.com/toilet.html

烏瑟沙摩明王は不浄な場所である便所を清浄にする神様だったのでしょう。便所にまつわるこうした話は切りがありませんので、この辺で終了とします。
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