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日本国の将来を考える その6

日本国の将来を考える
01 /12 2011

前回まで民主党が抱える問題について書いてきましたが、これは批判のための批判ではなく、民主党が政権政党であり続けたいと思うなら、基軸となる国家観・安全保障観を持ち、国益と国民の利益に資する政策を展開いただきたいと願うからです。そのための障害として存在する部分・勢力は当然のことですがきっぱりと切り離すべきでしょう。

そのことによって、自民党との大連立も具体性を帯びてきます。現在の民主党のままでは間違いなく次の選挙で完敗するでしょうが、他方、支持率から見てもわかるように、自民党が過半数を取れる状況でもありません。

結果日本の政治は身動きがとれなくなり、国家のとしての政策展開は何もできなくなります。言い換えれば、民主党が現状を変えられないままでは、日本は漂流から沈没への道筋を着実に歩むことになるのです。日本沈没など誰も望むことではありません。しかし現時点における国民の意識からすれば、決して望まないにもかかわらず、そうした方向に否が応でも動いてしまうと予見されるのです。

先日のテレビ番組で岡田幹事長は民主党が達成した政策を羅列していましたが、国民は馬鹿ではありません。臭いものに蓋をしたまま、幾らあれこれ個別の事例を出されても、全体として見たらどんどん悪い方向へ向かっていると、国民は直感で理解しているのです。

民主党政権の前には内政・外交ともに難問が山積みされていますが、個別の問題を取り上げつつどう解決していくか考えてみたいと思います。

まずは、破綻へのカウントダウンが始まっている財政問題です。国の債務は実質1千兆円を越え、GDPの2倍と先進国の中でも飛び抜けて高いものとなっています。税収は41兆円程度しかないのに、歳出規模が92兆円に達し、51兆円ものお金が不足するため、これを国債発行と埋蔵金で賄っています。

ところが、不足額は今後増えることはあっても減ることはありません。なぜなら埋蔵金は底をつき、社会保障費が黙っていても毎年1兆円増加するからです。つまり、来年24年度の予算がこのままでは組めない状態になってしまうのです。

その中で政治が身動きできないままであれば、日本は自分で自分のことを決められない状態になります。世界がその状態を許すはずがありません。結果日本がIMFの管理下に入るという悪夢が現実味を帯びてくるのです。

仮にそうなっても、国家は借金をチャラにすればいいだけのことで破綻はしません。破綻するのは私たちの生活なのです。私たちの貯金は、郵貯、簡保、銀行などが国債購入に充てているため、実際には国債にすり替わっています。国債が暴落することで私たちの貯金は大打撃を受けるでしょう。貯金自体も何割かカットされます。年金もカットされます。消費税は20%あるいはそれ以上に引き上げられます。

公務員の数も大幅にカットされ、自治体のサービスも多くが停止に近い状態になるはずです。なお、IMFは日本を管理するためのネバダレポートなる報告書を作成したとされています。(出所不明の情報ですが…)

一方で、国の債権や資産があるから大丈夫との意見もありますが、債権は平成20年度末で約293兆円、国有財産は約100兆円でしかありません。土地や建物は実際に売却する際は過去の例からわかるように十分の1以下になってしまいます。また債権額は年々減少を続けています。とても安心できる状態でないことは確かでしょう。これらは全て国がネット上で資料を公開しているので、チェックできます。

私たちは今、自分たちのことは自分で決めるか、あるいは外部組織の管理にゆだねるのか、いずれかを選択しなければならない瀬戸際に来ているのです。

もちろん誰しも、日本のことをIMFの決定にゆだねるなど絶対に避けたいと思うでしょう。それは戦争に負けるよりも悪い屈辱的な事態だからです。

では私たちの生活破たんを避ける方策はあるのでしょうか?もちろん間違いなくあります。ただし、一定の痛みは必ず伴います。痛みを伴うことを覚悟すれば、屈辱的事態は避けられるのです。最も覚悟していただく必要があるのが、国・地方の公務員と議員です。

なぜなら現在、これらの方たちによって日本の国と地方が運営されているからです。企業であれ何であれ組織体が赤字垂れ流し状態であれば、直ちに出血を止める手を打つ必要があります。コスト削減ですね。民主党も事業仕分けで一定のコスト削減を図ろうとしていますが、それでは全く足りません。国と地方の税収に対して過剰な人件費が支出されている以上、そこを徹底的に仕分けして削減する必要があるのです。                  
               
               ―日本国の将来を考える その7に続く―

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酔石亭主

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