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他の原発は大丈夫なのか

大震災と原発事故
03 /29 2011

とうとう最も懸念される化け物(世界最怖の放射性元素プルトニウム)が出てきました。

敷地内の2カ所から検出されたとのことです。もちろん今回初めて出てきたのではなく、今まで計測していなかっただけのことで、既に原子炉から外に出ていたのです。(あるいはとっくに計測していた結果を少しずつ出しているのかも…)

検出されたのはごく少量で、しかもプルトニウムは重く飛散しにくいので健康に影響はないと、相変わらず能天気な説明がなされています。情報を小出しにして、次第に慣れさせようという配慮でもあるのでしょうか。何キロも離れた地点での計測を常時実施すべきです。今後は十分な警戒が必要だと思います。

東電の福島第一原発の状況は最悪の一途を辿っています。一方震源地により近い東北電の女川原発では、幸いにも危険な状態に至ってはおりません。これは単なる幸運だったのでしょうか?

そうではないはずです。東北電は津波の最大波高を9.1mに想定し、敷地は海面から14.8mの位置に整備したため、かろうじて難を逃れたのです。一方東電の福島第1原発は最大波高を5.7mに想定、これに対して10~14mの津波に襲われ現在の悲惨な状況を招いたのです。福島原発の事故は想定外の大津波によるもの、という言い訳は一切通じない100%の人災であると断言できるでしょう。彼らはどう責任を取るのでしょうか?

東電以外にも甘い想定を元に建設された原発がないか気になります。多分幾つもあるでしょう。

東北・関東大地震から半月以上も経過したのに、余震はいまだに続いています。日本列島全体が不安定な状態にあるのは否めません。巨大地震が別の原発を襲ったらどうなる、と言う懸念を払しょくできないのです。最も気になるのは先日の富士宮近くを震源とした地震です。

相模湾側の相模トラフが動けば関東大地震になり、駿河トラフが動けば東海地震が発生します。今後30年以内に巨大地震が発生する確率は三陸沖北部90%、宮城県沖99%、東海地震87%となっており、三陸沖北と宮城県沖は今回で既に起きた訳ですから、次に危ないのは東海地震すなわち駿河トラフに沿ったエリアとなります。

相模トラフに沿ったエリアにおいても、西相模湾断裂が平均73年周期で活動を繰り返しており、前回の関東大震災が1923年なので1998年には次が発生しているはずが、まだ起きていません。言い換えれば、もういつ巨大地震が起きても不思議ではない状態です。

それらの前兆が駿河トラフと相模トラフ先端部に当たる富士宮の地震だったとしたら…、考えるだけでも本当に空恐ろしくなります。

そして駿河トラフの真上近くにあるのが中部電の浜岡原発です。この原発は過去に配管の水漏れ、火災などトラブルを何度も起こしており、波高8mの津波までしか耐えられません。ただ浜岡の場合津波より怖いのは東海地震による設備の損傷だと思います。地震により地盤がずれ、沈下すれば、何もなくても水漏れする配管など必ず損傷し、福島原発の二の舞となってしまうでしょう。

中部電はこんな場所でプルサーマル発電を計画していたのですから、正気の沙汰とは思えません。浜岡は直ちに全面閉鎖すべきです。そう思うのは酔石亭主だけでしょうか?

なお、東海地震と富士山の噴火は連動する可能性があります。以下Wikipediaより引用します。

宝永大噴火は宝永4年11月23日(1707年12月16日)に始まった噴火である。富士山の噴火規模としては非常に大きな部類に属する。また噴火の直前に記録的な大地震があったり、大量の火山灰を広範囲に降らせたなど特徴的な噴火であった。
噴火の始まる49日前の10月4日(10月28日)に推定マグニチュード8.6~8.7といわれる宝永地震が起こった。この地震は定期的に巨大地震を起している2箇所の震源域、すなわち遠州沖を震源とする東海地震と紀伊半島沖を震源とする南海地震が同時に発生したと考えられている。地震の被害は東海道、紀伊半島、四国におよび、死者2万人以上、倒壊家屋6万戸、津波による流失家屋2万戸に達した。


東海地震の次に可能性が高いのは首都直下型地震で確率は70%とされています。日本列島全体が不安定になっている以上、上記した地震や噴火がいつ起きてもおかしくないと思われます。福島原発は最悪の状況ですが、他地域でも十分な警戒が必要であろうと思われます。
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酔石亭主

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